公明党の石井啓一代表(66)は31日、衆院選で同党が獲得議席を減らした責任を取り辞任する意向を表明した。9日に臨時党大会を開いて新代表を選出する。斉藤鉄夫国土交通相(72)や岡本三成政調会長(59)を軸に後任選びが進むが、党勢の衰えをいかに食い止め、どう巻き返しを図るかという重い課題を抱えた再出発になる。
「非常に厳しい選挙結果となったのは、代表である私の責任だ」
党中央幹事会の冒頭、石井氏は悔しさをにじませた。そして、「代表は国会論戦を通じて党の考え方を表明する役割がある。国会議員が務めるべきだ」と辞任の理由を説明した。
代表就任からわずか1カ月での辞任表明は落選が最大の理由だが、仮に当選していても責任は免れなかったかもしれない。それほど厳しい選挙結果だった。
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