市川「鈴家」のゲソ天は食べても減らない唯一無二の一品【東京ソバット団:第16回】
こんにちは! 東京ソバット団の本橋です!
本日はみんな大好き「ゲソ天」がべらぼうに美味いお店を紹介します!
そのお店の名は「鈴家」。
千葉県は市川にあるのですが、場所がちょっと変わっておりまして、駅前にある「ザ タワーズ イースト」という、近代的なビルにあるのですよ。
こちらへ行くにはまずJRの総武線市川駅の南口を出ましたら、
こんな感じにビルへと続く通路がありますので、
飲食店がなさそうな雰囲気の中を、めげずにずいずい進んでいきますと、
到着!
道路に面した路面店ではないのでわかりにくいのですが、ここが立ち食いそばファンの間でも唯一無二のゲソ天が食べられるお店として有名な「鈴家」なのです!
さてさて、カウンターのみのすっきりした店内に入ってみますと、
ありましたよ、あのゲソ天が!
こちらのゲソ天はゲソ100%のゲソ天なわけですが、なにより使っているゲソの量がハンパなく多い。おまけにそのゲソ自体が普通のゲソ天のゲソとはちょっと違うわけです(←ゲソゲソうるさい)。
その秘密はまずこちら。なんと下ゆでしたゲソを使っているのです。
こちらでは以前、冷凍されたゲソを解凍し、生の状態で揚げていたんですが、解凍の手間を省くため下ゆでしてから揚げるようになったんだとか。
手間が省けるうえ、下ゆでの際にはダシ汁を使うためにゲソのうま味もアップ。なかなかナイスアイデアだったわけであります。
揚げる前には吸盤を取る。食感もよくなります。
こちら、ビルができる前は路面店で営業しており、その頃から数えると37年の歴史を持つお店。このゲソ天はその頃から提供しているそうです。
ご主人は青森県出身。ゲソの仕込みをしながら、いろいろと話をしてくれました。
吸盤ととんび(くちばし)を取ったらザクザク刻んで、衣をまとわせたら、
天ぷら鍋にIN!
揚がっとります、揚がっとります!
そしてしばしの時間の後に、揚げたてのゲソ天そば(430円)とご対面!
見てくださいよ、ぎっしりゲソが詰まっていますよ。
聞けばゲソ天一個で、だいたいイカ0.8杯分のゲソを使っているんだとか。このゲソがクニュッとした食感で、かみしめるとイカのうま味が口中に広がって、美味いんですよ。下ゆでしたのを揚げると固くなってしまうように思えますが、ちょうどよい揚げ具合でそんなことはありません。
そしてほんのり下味のついたゲソが、薄口醤油を使った淡い味わいのツユにまた合うんです。
ゲソの量が多くて食べても食べてもゲソが減りません。これだけゲソを食べ続ける経験というのも、なかなかできるもんじゃないですよ。
ちなみにこの日、お持ち帰りでゲソ天を買って、家で解体してみたんですが、1個にゲソ片が50個入っていました。比較対象がないので、なんともいえませんが、とにかく多いことだけは確かです。
さて、こちらで美味しいのはゲソだけじゃありません。ファンの間では野菜系の天ぷらも評判がいいんですよ。
というわけで、2杯めはごぼう天そば(370円)。
にんじん入り。どちらもざっくり切られているんですが、素材の味わいを邪魔しない柔らかいツユにやたら合うんですよ。ツユがいいから、ごぼうに限らず、春菊もなすも美味いです。
天ぷらの衣は薄め。タネの味をじっくり楽しめます。
さて、そんな天ぷら類の中で気になったのがアミ天。かつて立ち食いそばの定番だったオキアミ天がいろいろな事情で姿を消して久しいんですが、こちらではその代わりにアミ(オキアミより小さい)の天ぷらを出しているんです。
そばも2杯いただいたことですし、いつもとは違う食べ方で。半ライス(120円)にアミ天(110円)を組み合わせてのアミ天丼でいただきます!
アミ天を絶品ツユに浸してご飯に乗っけ、 テーブルに置かれた元汁(ツユが物足りない人のために用意されている)をちょいとかけていただきます!
香ばしいアミ天がご飯に合いまくる!
アミ天も中はぎっしりでした。
いやはや、今回も食べすぎてしまいましたが、とにかくここのゲソ天の美味さは鉄板。目立たない場所にあるお店ですが、駅から徒歩1分と至近ですし、おすすめですよ。
ちなみにゲソの量が本当にハンパないので、かみ疲れ注意です。
ご主人と奥様、ごちそうさまでした!
お店情報
鈴家
住所:千葉県市川市市川南1-1-1 ザ タワーズ イースト209-2
電話:047−324−3418
営業時間:7:30〜24:00
定休日:不定休