今日の一枚、今日のひと言

趣味のことやドラマ映画の感想など書き留めておきたいこと・覚えておきたいことを記していきます

Customer Centric『ラストマイル』

こんにちは。

先日、ねいの里のトリックアートを見るために富山へおでかけしました。せっかくなので富山の映画館で今話題になっている映画『ラストマイル』を観ることに。

この映画を劇場で観るにあたり、過去ドラマの「アンナチュラル」と「MIU404」を8月下旬に一気見しておきました。でも予告どおり2つのドラマを観ていない人でも問題なく観れる内容となっています。スピンオフではなく、日本初のシェアード・ユニバース・ムービー。

8/23公開から10日間で観客動員152万人、21.5憶の興行収入を記録したそうです。ロケットスタートと話題を独占していたはずの映画。土曜日の午前中、一番大きなスクリーンの客席は3分の1くらい。大半が女性客で。しかもおひとり様が多かったです。💦

ドラマ「アンナチュラル」、「MIU404」と同じ世界線で物語が展開する、完全オリジナル映画で、シェアード・ユニバースとはその作品は単独でも成立するがプロジェクト全体のストーリー、キャラクター、または世界設定を共有しつつ発展させるという、一連の創作物からなる世界のことだそうです。

 

主役は巨大物流倉庫に就任した舟渡エレナ役の満島ひかりさん。劇中彼女の口から何度も聞かされたカスタマーセントリック(Customer Centric)これの意味は「お客さま第一」。「企業が何を提供したいか」ではなく「顧客が何を求めているか」を出発点とした考え方です。

 

ラストマイルはブラックフライデーの前夜、ショッピングサイトから配送された段ボール箱が爆発するというストーリーで、チームマネージャー・梨本役の岡田将生さんと一緒に誰が何のために爆弾をしかけたのか?残りの爆弾を探して回収に走りまわる、パニックになる緊迫した物流業界が舞台。

 

「アンナチュラル」や「MIU404」ではダジャレが飛び交うようなドラマでしたが、映画はそういう笑える場面は一切なかったように思います。むしろ下請け業者・羊急便の親子(火野正平さんと佐野亘さん)が雨の降る中、荷物の配達に行ったり留守宅の前で「1つの荷物を届けて60円の利益。再配達してたら儲からないよ」という内容の会話のやり取りがとても心に沁みました。日本の物流業界の現状を浮き彫りにした、考えさせられる作品でした。

129分の枠に収めないといけない為、やむなくカットされた部分がずいぶんあったのでしょう。アンナチュラルやMIU404のキャストの出番が少なくて少しがっかり。ドラマを観てはじめてシンガーソングライター米津玄師の“檸檬”が主題歌であったことを知りました。米津さんが“檸檬”“感電”そして今回の映画主題歌“がらくた”の3曲を担当されています。

 

 

映画『ラストマイル』 2024年公開 129分

 

監督:塚原あゆ子

脚本:野木亜紀子

出演:満島ひかり 岡田将生 阿部サダヲ ディーン・フジオカ 火野正平 佐野亘 安藤玉恵 大倉孝二 丸山智巳 酒向 芳 石原さとみ 井浦 新 窪田正孝 竜星涼 市川実日子 薬師丸ひろ子 松重 豊 綾野剛 星野源 橋本じゅん 麻生久美子

主題歌:“がらくた”米津玄師

音楽:得田真裕

 

今朝のおめざはメロンパンと桃

 

 

  翻译: