扉の向こうで：朝日新聞デジタル

ひきこもり状態の人の高年齢化と、長期化が進んでいます。当事者たちは何を思い、苦しんでいるのでしょうか。彼らが社会に背を向けざるを得なかった理由とは。インタビューで迫ります。

作成：2019年8月1日

雪に埋められ、服を脱がされ…地獄のまま、平成が過ぎた 2019年7月31日18時00分

ひきこもり状態の人の高年齢化と、長期化が進んでいます。４０～６４歳の当事者が全国に約６１万人いると推計した内閣府の調査でも、２０年以上続いているとの回答が２割近くを占めます。当事者たちは何を思い、苦…[続きを読む]
「おまえは怠けているだけだ」　父に届かない対人恐怖 2019年8月2日18時00分

ひきこもり状態の人の高年齢化と長期化が懸念されています。平成の約３０年間の大半をひきこもり状態で過ごした青森県弘前（ひろさき）市の男性（５２）が、朝日新聞の取材に応じて思いを語ってくれました。幼少か…[続きを読む]
ひきこもり３０年の扉を開けた日　居場所記す紙握りしめ 2019年8月4日18時00分

２０代でひきこもり状態になった青森県弘前（ひろさき）市の男性（５２）は、３０代、４０代を孤独と焦燥の中で過ごしました。朝日新聞の取材に、その当時の思いを赤裸々に語ってくれました。男性はその後、４０代…[続きを読む]
目の前にキラキラのママ集団、外出できなくなった１カ月 2019年8月6日18時00分

主婦や家事手伝いの女性の中に、自分は「ひきこもり」だと感じている人が少なからずいます。そもそも、家事や育児の環境は、社会とのつながりが絶たれ、孤立しやすいもの。家族や社会の期待に応えようとするあまり…[続きを読む]
「自分はだめ人間」の見えない壁　就活３０社落ち続けて 2019年8月8日16時30分

就職の失敗や失業が引き金となり、ひきこもり状態になる人がいます。採用試験に何十回も落ちるうちにめいってしまい、孤立につながるケースも多いようです。「就職氷河期」や競争社会の激化が、追い打ちをかけたと…[続きを読む]
今日も続く痛み、朝から沈む　心の病とひきこもり１７年 2019年8月10日18時00分

ひきこもり状態の人には、精神疾患や精神障害と診断される人も少なくありません。中学２年から１７年間、ひきこもった経験があり、今も通院を続けながら作業所で働く新潟市の男性（４８）は、「あの１７年が自分に…[続きを読む]
私死んだら…８０代母の焦燥　永遠の「子」、家にこもる 2019年8月13日18時00分

自分が亡くなった後、子は暮らしていけるのだろうか――。高齢の親が、中高年のひきこもり状態の子と暮らす「８０５０（ハチマルゴーマル）問題」に直面する親たちの、切実な悩みです。関西地方の８０代の母親は、…[続きを読む]
母の亡骸と２週間　語らぬ兄がわずかに開けたふすま 2019年9月20日19時00分

小学生のころから４０年以上にわたってひきこもり状態だった男性（５０）が、同居していた母（当時７６）の遺体を遺棄したとして逮捕された。たまたま実家を訪ねた男性の妹（４６）が遺体を発見した。男性には、母…[続きを読む]