「やん衆にしん漬け」が届いた日 ── 続・夏恋日記 令和五年一月二十九日(日)
本日のトップ画像は、幅が広がった飛行機雲のなれの果てが、まるでDNAの二重らせん構造のように捻れながら黄昏の空に消散して行く姿だ。画像左上でぽやぽやと消えかかっているちぎれ雲は、おそらく巻積雲(うろこ雲)だと思うんだが、これがこの飛行機雲のなれの果ての最終形ということになるんだよね。
さて、本日は最高気温も9度まで上がって、ようやくあの大寒波の余波を感じさせないような一日となった。ということで、午後からは一週間ぶりに昼酒と行ってみた・・・って、あのね、いくら何でも俺だって平日に昼酒なんて飲らないから、あくまでも一週間ぶりなんだよね(笑)。まあ、とにかくそういうことで、お机読書と時々王将戦第三局の棋譜速報をチェックしながら昼酒三昧で楽しんだよ。折良く北海道留萌市の田中青果謹製「やん衆にしん漬け」が届いたので、試食を兼ねて肴にした。うーん、これこれ! もう美味いの何のって、気がついたら1kgパックの半分を食べてしまっていた・・・なんてことが毎年恒例になっているので、今年はあらかじめ1kg入りを2パックオーダーしておいた(笑)。過去記事でも何度か触れているが「にしん漬け」は、身欠きにしん、キャベツ、大根、ニンジンを鷹の爪と米麹で漬けた道民のソウルフード的な冬の漬け物だ。俺の実家では、毎年ばあちゃんが樽一杯に漬けていたんだよね。で、今年「やん衆にしん漬け開き」はどうだったかというと、うーん、1kgパックの5割どころか6割くらい食ってしまったかも知れん(笑)。
そして、今宵の夕餉は、買い出しの時に見つけて買っておいた愛媛の「じゃこ天」を、稲庭(風)うどんにのっけて九条葱と一味をたっぷり投入していただく予定だ。毎度毎度判で押したように肉南蛮蕎麦じゃ、あまりにも能が無いからね(笑)。いつも思うんだが、海老天や野菜天など天麩羅をのっけるなら間違いなく蕎麦の方なんだが、薩摩揚げみたいな揚げ天は蕎麦よりもうどんの方と相性が良いような気がしているんだよね。
我が慕情干物となりて昼酒の肴にせむと埃を払ふ (まるひら銀水)
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