アリバイ
日経225先物テクニカル分析
日経先物25日移動平均は17540であり、やや下向きになった。直近十日の日足を見ると陰線:陽線=7:3である。
NYDOW5/25は終値13,507であり 66.15 (0.49%)上昇したが、 前日の高値を超えられず、出来高も前日比減である。NYDOW週足陰線(-49.25)は2ヶ月ぶり。騰勢というより、やはりディストリビューション。
新9日波動の証拠集めをしている。
1:5/10に高値17850をつけ、4/17の高値17810を抜いたこと
2:5/25に17330を下回らなかったこと
この二つの因子が、逆であったら、5/25の時点で新9日タームも下落波動に突入したと言えると思う。
逆とは次である。
1:5/10に、4/17の高値17810を抜けなかった
2:5/25終値が17330を下回った
しかし、事実はそうではない。そうは言っても、買いサインは見あたらない。少なくとも積極的に買えるシグナルは無い。
現状で分かっていることは次の通り。
1:ボリンジャーバンドの収束、新波動突入などから、ブレイクは近い。現状の保合いが継続しても最大限5/31の変化日までと計算できる。
2:隔擬の可能性が高い
3:TOPIXは売りシグナル点灯
4:5/28終値で17330を割れば、下落波動はほぼ決定
5:5/28終値でスローストキャスティクス%Dが50%を下回れば、そのまま下落する確率が高い
6:5/10(17850)が戻り高値とするならば、その証拠は2/26(18310)から50日目(二期)となるため
7:重要な対等数値。2006/11/27~2007/2/26の上昇波動61日=2007/2/26~2007/5/25の保合い波動61日。ここからは保合いが終わる可能性示唆。
以上、証拠を総合してみると、状況は決して良くないこと、積極的に買い向かえる証拠があまりないことが分かる。
隔擬とは時間間隔を置いて、類似のチャートパターンを再び取ること。
アリバイ(現場不在証明)を立証するためには、別の場所に居た事が証明できればよい。
つまり、「ある場所にいない」ということを証明することは難しいが、「別の場所に居た」との証言なら得やすい。
マーケットの名言
市況を見ての思いつき売買は、堅くこれを禁ず。
心の迷いとは、資金に対する依頼心、早く大きく心急ぐ欲心
安達太郎『徳川時代経済秘録全集』
人が売るときに買い、人が買うときには売れ
ウォール街俚諺
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