米議事堂の侵入、両院会議も中断 大統領選結果を討論中
トランプ米大統領の支持者が6日に侵入したワシントンの連邦議会議事堂では、大統領選の投票結果を確定させるための上下両院合同会議が開かれていた。トランプ氏は、この場で選挙結果が覆されることを期待していたが、共和党執行部が反対の意思を表明した直後に侵入が起き、会議も中断した。
合同会議では上下院双方の議員から異議申し立てがあった場合、選挙人の認定をめぐる議論と投票が行われる。6日午後1時から開始された会議では、まず共和党議員からアリゾナ州の結果に異議申し立てがあった。
上院の討論の冒頭では、共和党上院トップのマコネル院内総務が登壇。トランプ氏が「不正選挙」を訴えた裁判で敗訴し続けた点に言及して「全体の選挙を覆すだけの大規模な違法行為はどこにもなかった」と述べたうえで、「有権者も裁判所も州もすべて意思表示をした。もし我々がそれらを覆せば、我々の共和国に永久に残るダメージを与えるだろう」と、同党の議員に対し、選挙人の投票結果に反対しないよう求めた。
一方、トランプ氏に賛同して…
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