インスタやFBから一斉に撤退 化粧品メーカーLUSHの「覚悟」
宮野拓也 江戸川夏樹 伊木緑
イギリス発祥の化粧品メーカー・LUSH(ラッシュ)が11月26日、フェイスブック(FB)やインスタグラムなど五つのSNSの利用を全世界で一斉にやめた。SNSは今や企業にとって必須ともいえる広報ツール。なぜ、やめたのか。26日という選択にも、ある狙いがあったという。
同社はオーガニックなど自然派を掲げ、化粧品のほかにせっけんなども手がける。同社は48の国と地域の店舗や法人が公式アカウントを使って、新商品の宣伝などをしてきた。SNSができた頃から活用してきたという。
日本法人のFBは約7万人のフォロワーを抱える。日本法人の75の全店舗がそれぞれインスタグラムのアカウントを持ち、週に3回程度投稿するなどSNSを顧客との対話に使ってきた。
しかし、11月26日以降、これらのアカウントによる新たな投稿は一斉に停止した。
LUSHは停止の理由の一つ…