ギガよりゼロが21個多い 宇宙の果てより遠くも表せる大型ルーキー
水戸部六美
スマートフォンのデータ通信量の話題で、よく耳にする「ギガ」。数の桁を表す約束事の一つだ。
今年11月、31年ぶりに、こうした桁の表現の仲間に四つが新たに加わる見込みとなった。「ルーキー」は、はたして何桁? 導入の訳は?
四つの「ルーキー」が表す桁は?
この約束事は、「SI(国際単位系)接頭語」という。十進数の桁数(主に3桁ごと)に名前を定めたものだ。身近な例なら「キロ(10の3乗)」や「ミリ(10のマイナス3乗)」だろう。
「メートル」や「ヘルツ」といった単位の前に使うことで、とても大きな量やごく小さな量を簡潔に表すことができる。
例えば、「1000000000ヘルツ」と書かれていても、一瞬では読みにくい。「10の9乗ヘルツ」と指数で表せばコンパクトだが、表示環境によっては肩付き文字でかけない。
でも、接頭語を使えば、10の9乗は「ギガ」なので、「1ギガヘルツ」とすっきり表せる。
いま接頭語で表せる最も大き…
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