英語ペラペラの吉田麻也 親子にも、社会人にも役立つ学習の道のり

吉田純哉
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 リーグ開幕を8月5日に控えて、ドイツ1部シャルケの日本語版ツイッターはこんなメッセージを送った。

 「吉田麻也さん 次はドイツ語ですね!」

 サッカー日本代表のキャプテンはいまや海外での記者会見も英語でスラスラと答える。そんな背景があって、新たな所属クラブがつぶやいたのだ。

 吉田は公立の中学高校を卒業し、通訳も家庭教師も付けてこなかった。英語は「お金をかけずに、独学で身につけた」という。

 2年前の日本代表のオンラインイベントが強く印象に残っている。最後の質問コーナーで、小学生から「サッカー選手になりたいんですけど、何をしたらいいですか」と聞かれた。

 意外な答えだった。

 「英語を勉強したほうがいいよ。代表の選手にも同じことを言っています」

 練習時間や技術について答えるのだろう、と思っていたら、語学習得のススメだった。

 なぜスポーツに英語が必要なのか。6月下旬、インタビューで聞いた。

 吉田は言う。

 「僕は英語を勉強したから、サッカーで活躍できたと思っている」

 「英語ができれば、シンプルに仕事の幅が広がる」

 「スポーツをやっていなくても、語学は人生が豊かになる手助けをしてくれる」

 英語を習得した先に何があるのか。

 吉田はチームメートに「いや違う」「自分はこう思う」と反論できるようになったそうだ。

 「海外で仕事をする上で、自分の意見を主張するのはすごく大事。バシッとぶつかることで、お互いに尊敬しあえる関係になる」

 子どもだけでなく、社会人にも役立つ話だった。

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この記事を書いた人
吉田純哉
オピニオン編集部
専門・関心分野
スポーツ、文化、教育