NEWS加藤シゲアキさんが語る、アイドルで作家の日々
僕自身は、アイドルと作家の「二刀流」とは思いません。歌う日、踊る日、演じる日、そして書く日もある。
小説を書くからには、読者に面白がってもらうことが大前提です。タレントとしてエンターテインメント性が求められてきたので、作風もそうなったのかな。最近は、お芝居で真面目な役やインテリ役のオファーをいただくようになりました。自分では、頭がいいとは1ミリも思っていません。「作家」という職業が、結果的にタレント戦略になっているのかもしれません。
作家仲間で「兼業っていいよね」と話すんです。もう一つの仕事で色んな知見を得られる。僕もドラマで医者を演じれば、実際にはしないけど、採血の仕方を覚える。その細部が小説に生きてくる。どこかに行けたり、ミュージシャンとか様々な人と話せたりと、ジャニーズってそういう意味では無敵だと思います。
「現場がバラバラになっていく時に…」
実は作家デビューした11年前は、精神的にクサっていました。所属するグループ「NEWS」が6人から4人に減り、活動も止まっていた。
結成時は9人でした。オール…
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