昭恵氏が繰り返した「圧勝」 安倍氏の後継候補、戦う相手は身内にも

有料記事安倍元首相なき後 激動の山口

水田道雄 山崎毅朗
[PR]

 安倍晋三元首相の死去に伴う衆院山口4区補選は、安倍後援会が擁立した自民新顔の吉田真次氏(38)=公明推薦=が勝利を決めた。選挙戦では安倍氏の妻昭恵氏が前面に立ち「圧勝」を目指した。戦う相手として念頭にあったのは、野党だけでなく、身内の自民党にもあった。

 23日夜、当選を確実にした吉田氏は「志半ばで命を奪われた安倍先生の無念を晴らしたいと戦ってきた」と涙声で話した。昭恵氏は「主人もこれからも、吉田さんの活躍を見守ってくれると思う」と話した。

 昭恵氏は選挙戦中、たびたび「圧勝させて頂きたい」と口にした。背景には、4区でもっとも人口の多い下関市に地盤を持つ林芳正外相の存在があった。

カギは安倍氏が獲得した8万票

 衆院小選挙区の「10増10…

この記事は有料記事です。残り635文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
水田道雄
岡山総局|市政担当
専門・関心分野
スポーツ全般、地方政治、選挙
統一地方選挙・衆参補選2023年

統一地方選挙・衆参補選2023年

ニュースや連載、候補者など選挙情報を多角的にお伝えします。[もっと見る]