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有料記事ダイバーシティ・共生

臨床心理士・みたらし加奈=寄稿
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Re:Ron連載「みたらし加奈の味方でありたい」第15回

 私の本業は臨床心理士である。日頃からさまざまな人の声を聞き、自分なりに向き合ってきた。そこに横たわるのは孤独だ。さみしいとか、つらい、という言葉では形容できない、体を徐々にむしばんでいく毒のような「孤独」がそこにはある。だからこそ「あなたの味方でいたい」という、そんな思いでこの連載は始まった。

 年々、味方でありたいと思うことが増えた。

 それは一見、喜ばしいことにも見えるが、そうじゃない。味方がほしいと感じる人たちが増えているともとれるのではないか。

 私ごとではあるが、昨年末から始めたことがある。それは「居場所づくり」である。もちろんカウンセリングだって、一つの居場所として機能してほしい。ただ、まだまだカウンセリングの敷居は高い。だからこそ、別の「居場所」も同時に必要だと感じはじめていた。そこで有志のメンバーと、とあるイベントを企画した。まずはLGBTQ+、特にトランスジェンダーの当事者にとっての「居場所」をつくりたかった。

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「味方でありたい」は、読者の皆様からの悩みやメッセージに答えるかたちでみたらしさんが考えます。LGBTQ+の当事者、支援者の方からもお待ちしています。(相談は記事で紹介する場合があります)

 国内外において、トランスジ…

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