小倉智昭さんに聞く吃音「今も治っていません」 苦手が生んだ司会術

有料記事吃音芸人

聞き手・沢伸也 申知仁
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 タレントの小倉智昭さんは、小さい頃から吃音(きつおん)に悩んできました。それでも「吃音がなかったら、今の小倉智昭はなかったと思います」といいます。これまでの歩みを振り返ってもらいました。

【連載】吃音芸人 炎上騒動と“話す”ということ

吃音者が笑わせた? 笑われた? テレビの炎上騒動を通じて考える「話す」ことの意味を探す連載です。

「吃音は治っていません」

 ――小さい頃、吃音があったと聞きました。

 吃音がなかったら、今の小倉智昭はなかったと思いますよ。吃音は常に頭の中にあって、忘れたことがない。皆さん信じてくれないんですけど、僕はね、今も吃音があって、身構えていないと話せないんです。

 吃音は治っていませんが、自分が意識すると吃音を出さずにすむ方法があるんです。

 でも、ずっとやってると精神的に参っちゃうから、時には忘れてね。気を許して話すときには平気でどもってますよ。どもったっていいじゃない。

 親にもよく「もっとゆっくり話せば」って言われました。ゆっくり話しても駄目なんですよ。周りの人が「こうやったらいい」ということは、本当に、効果があったためしがない。

「見返してやりたいから、話す仕事をやりたい」

 ――子ども時代のお話を。

 小学2年生で、秋田から新宿…

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この記事を書いた人
申知仁
コンテンツ編成本部|編集者
専門・関心分野
紙面編集、ニュースレター、動画
吃音芸人 炎上騒動と“話す”ということ

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