1人だけの女子硬式野球部員 大学で仲間とかなえたい公式戦出場の夢

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池田拓哉
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 ある大学に女子硬式野球部が今年発足した。ところが、部員はわずか1人。「絶対に試合に出る」。白球を追う夢をあきらめきれなかった女子大学生は、仲間の加入を心待ちにしながら練習を続けている。

 8日午前8時半。緑に囲まれたグラウンドで練習が始まった。1人の女子部員が野球経験がある大学職員とトスバッティングを行った後、監督とマンツーマンで守備練習のノックやキャッチボールをした。

 練習に励むのは、帝京科学大学(山梨県上野原市)医療科学部2年の山本七望(ななみ)さん(19)。同大にできた女子硬式野球部の唯一の部員だ。

 この日、山本さんが練習で着ていたウィンドブレーカーには、母校・鹿島学園高校(茨城県鹿嶋市)の女子ソフトボール部のロゴマークが入っていた。

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この記事を書いた人
池田拓哉
甲府総局|郡内地方・富士山担当
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