原点となった恩師2人の言葉 そして上田綺世はLINEで決意伝えた
ゴールへの執着心は人一倍強い。サッカー日本代表FW上田綺世(25)は、きっぱり言う。
「スコアを動かすのが自分の価値」
そんなストライカーの原点には、2人の恩師の教えがある。
才能が開花した高3
茨城・鹿島学園高校で3年間指導した鈴木雅人監督(48)は、入学当初の印象をこう振り返る。
「『この子いいなあ』というより、『下手ではないな』というくらい。頑張ってはいたけど、身長170センチ弱で、線も細く、体がついてこなかった」
中学時代はJ1鹿島アントラーズの育成組織でプレーした上田。しかし、ユース(高校年代のチーム)昇格は認められなかった。
上田綺世選手がストライカーとしてのプレースタイルを確立したのは高校から大学にかけて。記事後半では当時、指導した恩師たちが伝えた言葉を紹介します。
マイペースで、プレーにむらがあった。でも、目を引いた特長があった。力強いシュートだ。
守備の甘さには目をつぶり、利き足の右足だけでなく、左足やヘディングなど様々な形でのシュートを磨かせた。
当時、鈴木さんが言い聞かせ…
- 【視点】
よき指導者との出会いがいまの上田綺世選手をつくった。それがよくわかる記事です。 ごく一部の突出した者を除き、ほとんどの選手は最初から優れたプレーができるわけではありません。あるきっかけで、その素質が開花する。だからこそ指導者の指導が大切で
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