ぬいやアクスタと「聖地」に宿泊 推し活プランを始めたホテルの戦略
西本ゆか
「推し」。それは「好き」なんて言葉じゃ語りきれない至高の相手への憧れ、祈り、夢だ。
できることは何だってしたい。だから、相手がこの場にいなくても誕生日が来れば祝いたいし、姿をデフォルメしたぬいぐるみ「ぬい」と旅の思い出も作りたい――。
そんな「推し活」魂に寄り添い、応援する宿泊プランを始めたのが新横浜プリンスホテル(横浜市港北区)だ。
新横浜駅から徒歩2分。地上42階、約150メートルの円柱形フォルムが目を引く。1992年の開業以来、様々な宿泊プランを打ち出してきた。
昨年11月に第1弾「【推し色に染める!】#本人不在の誕生日会」を始めたところ、大がかりな宣伝はしていないのに利用・予約客は16室30人にのぼった。第2弾として3月から始める「〈春のぬい撮りナイトピクニック〉BBQステイプラン」にも早々に予約が入り、推し活「界隈(かいわい)」でうわさが広がっているという。
なぜ、ホテルで推し活なのか。
高層階に「推し活ルーム」、窓からは…
「このホテルならではの利点…