堂本光一さん単独主演の舞台、24年の歴史に幕 公演前に語る思い

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増田愛子 堀越理菜
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 歌手・俳優の堂本光一さんが、2000年から単独主演してきたミュージカル「SHOCK」シリーズの歴史に、4月に東京・帝国劇場で始まる「Endless SHOCK」の公演で幕を下ろす。作・構成・演出も務める堂本さんが、今の思いを語った。

 25年2月に建て替えのため休館する帝劇のクロージングを飾る公演でもある。「数年前から自分の中でもロードマップを考えてはいたんですけれど、帝劇のこともうわさには聞いていましたし、(建て替えが)終わっても『Endless SHOCK』を自分がやっているのは、想像ができなかった」

 05年から主演に加え、脚本・演出にも関わり、ニューヨークを舞台に、ショービジネス界で頂点を目指す若者たちの情熱と絆を描く。物語を歌やダンス、フライングや激しい殺陣が劇的に彩る。「どこか痛めたり、ケガをしたりした場合は、そこを強化するトレーニングをするとか。常に自分のベストコンディションを探し求める感じでした」と振り返る。

 この約20年、「作品自体にメッセージが込められたものを届けること」を追求してきた。「若い頃のエネルギーは、言い方は乱暴かもしれないけれど、それさえあれば感動させられる。でも、それは年齢と共に失われていく。始まって3年ぐらい経った頃に、もっと中身を作っていく必要があると思い始めたんです」

 シリーズは元々、旧ジャニーズ事務所(現SMILE(スマイル)―UP(アップ).)創業者、故ジャニー喜多川氏の作・構成・演出の「MILLENNIUM SHOCK」として始まった。故ジャニー氏を巡っては昨年、未成年者への性加害について被害者たちが声をあげ、事務所が事実と認めた。

「自分の中で色々と整理する必要」

 東宝主催のこの公演に今年…

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この記事を書いた人
増田愛子
文化部|演劇担当
専門・関心分野
歌舞伎、文楽、海外の演劇、公共劇場