「板挟み」苦しんだ玄海町長 核ごみ調査実施へ、背中押した国の思惑

有料記事

添田樹紀 岡田将平 渕沢貴子 三浦惇平 岡田昇
[PR]

 原発から出る「核のごみ」を地下深く埋める最終処分地をどこにつくるか。原発の立地自治体が文献調査を受け入れると決めたことは、最終処分場選定を巡る議論に影響を与えそうだ。ただ、自治体の決断に頼る仕組みの課題も浮かび上がる。

 「住民の代表が集う町議会で請願が採択されたことは大変重い」

 佐賀県玄海町の脇山伸太郎町長は10日の会見で、「文献調査に手を挙げる考えはない」と繰り返してきた自身の考えと議会との「板挟み」で苦しんだ、と吐露した。

会見で言及「プレッシャーがかかった」

 長崎県対馬市議会では昨年…

この記事は有料記事です。残り1912文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら