【そもそも解説】罪を犯した人の立ち直り支える「保護司」とは

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久保田一道
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 大津市保護司の男性(60)が殺害される事件が起き、捜査が続いています。刑務所から仮釈放された人や、保護観察付きの執行猶予判決を受けた人の立ち直りを支えるのが保護司の仕事ですが、具体的な活動はどのようなものか。なぜボランティアが担っているのか。保護司をとりまく現状とは。解説します。

 Q 保護司とは

 A 犯罪や非行によって刑事処分を受けた人の更生を支えるボランティアで、全国に約4万7千人いる。法相から委嘱を受ける非常勤の国家公務員だが、交通費などの実費以外に報酬はない。明治期の静岡の篤志家が、監獄から出所して生活に困る人を保護する事業を立ち上げたのが制度のルーツとされる。

なぜ、ボランティアが担うのか?

 Q 活動内容は…

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この記事を書いた人
久保田一道
東京社会部|法務省担当
専門・関心分野
法制度、司法、外国人労働者、人口減少