小泉八雲に縁の料理第2弾 松江の宿泊施設が新メニュー ひ孫も試食

堀田浩一
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 公立学校共済組合が運営する宿泊施設「サンラポーむらくも」(松江市殿町)が、松江ゆかりの明治の文豪・小泉八雲が好んだ食材を使ったご膳料理を開発した。7月から宴会場の会食やレストランの夕食メニューとして提供する。

 八雲没後120年という節目に合わせ企画した「小泉八雲 縁(ゆかり)の料理」の第2弾。今回は「八雲とセツ夫妻をおもてなしする」という設定で、八雲が好んだ牛肉、ウナギ、牛乳、鶏卵、コーヒーなどを使って現代風のご膳にアレンジした。

 メニューは、牛乳豆腐、ステーキ、うなぎのけんちん焼き、伊達(だて)巻き寿司、お吸い物、コーヒーゼリーの6品。お吸い物の具材に八雲が毎日食したという目玉焼き、伊達巻きにはしまね和牛を入れた。ステーキには県立邇摩高(島根県大田市)の生徒たちが地元産野菜を使って開発した万能ダレを掛けるなど地元食材をふんだんに使用している。

 サンラポーむらくもで26日に試食した八雲のひ孫・小泉凡さんは「八雲は和食を積極的に食べなかったが、見た目も美しいし、アレンジの仕方もすごくユニーク。こういった料理が当時からあれば、和食を積極的に食べたのではないかなあ」と話していた。

 メニューはサービス料込みで税込み6千円。5日前までに予約が必要。

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