二条城本丸御殿 9月1日から一般公開を再開 記念式典開く
武井風花
9月から一般公開される世界遺産・二条城の本丸御殿(国重要文化財、京都市中京区)で、1日に記念式典があった。
本丸御殿は1788年に火災で焼失。現在の本丸御殿は1894年に旧桂宮御殿を移築したもので、内部には江戸時代に活躍した狩野派などの障壁画の原画が現存する。
耐震不足が判明して2007年に公開を停止し、市が17年度から耐震補強や障壁画の修理を始めていた。今年3月に工事が終わり、9月1日から一般公開を再開する。
式典には関係者ら約60人が出席。松井孝治市長はあいさつで、「京都の貴重な文化財の一つ。観光客や市民に愛される存在になるよう、文化財の継承・発展・醸成に努める」と述べた。
観覧は予約制で、入城料(一般800円)とは別に観覧料(一般1千円)が必要。予約は二条城のホームページで受け付ける。
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