京の文化財特別公開、花山天皇出家の寺も初参加 今秋は17カ所に

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 ふだんは公開されていない寺社の建物や仏像などを披露する今秋の「京都非公開文化財特別公開」(朝日新聞社特別協力)で、主催の京都古文化保存協会は26日、新たに元慶寺(がんけいじ、京都市山科区)が加わると発表した。平安時代に花山天皇が出家し、法皇となった寺で、参加は初。11月1~10日に花山法皇像や仏像などが公開される。

 特別公開は10月26日~12月8日で、京都市内を中心に計17カ所がそれぞれの日程で公開する。拝観料は文化財の保存・修理に充てられる。

 花山天皇は、NHK大河ドラマ「光る君へ」の序盤に登場し、藤原道長の兄・道兼らにだまされて出家し、退位した様子が描かれた。法皇となってからは西国三十三所の観音巡礼を再興したことで知られ、元慶寺は番外札所となっている。

 他に公開されるのは、京都市内の上賀茂神社(北区)、大報恩寺(上京区)、冷泉家(れいぜいけ、上京区)、廬山寺(ろざんじ、上京区)、下鴨神社左京区)、知恩院三門(東山区)、知恩院大方丈・小方丈(東山区)、八坂神社(東山区)、智積院(ちしゃくいん、東山区)、泉涌寺(せんにゅうじ)舎利殿(東山区)、東寺講堂・五重塔(南区)、阿弥陀寺(山科区)、隨心院(ずいしんいん、山科区)、勧修寺(かじゅうじ、山科区)、鹿王院(ろくおういん、右京区)と、京都府伊根町の浦嶋神社。

 拝観料は1カ所あたり大人1千円、中高生500円(一部異なる)。詳細は協会ホームページ。問い合わせは協会(075・451・3313)。

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