群馬人カフェ 「真田十勇士」本場は群馬 吾妻、いつか忍者の里に

杉浦達朗
写真・図版
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 井田ヒロト マンガ掲載

 「仮面の忍者赤影」「忍者ハットリくん」「忍たま乱太郎」……忍者漫画は昔から人気作が多い。主君の影だった忍者が、現代の創作では侍と同等かそれ以上に親しまれているのは不思議な話だが、「分身の術」や手裏剣など忍術や忍具を駆使する姿に、ロマンを感じてひきつけられるのは世界共通のようだ。

 とりわけ海外の忍者ブーム火付け役となったのが、2014年まで連載された「NARUTO―ナルト―」だ。単行本発行部数は2億5千万部を超え、06年のニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100人」に、主人公が架空の人物として唯一選出されたほどの人気を誇る。

 ブームを受け、服部半蔵が率いた忍者集団「伊賀者」の三重県伊賀市は、17年に「忍者市」を宣言。「甲賀者」の滋賀県甲賀市も、忍者による観光発信に積極的だ。

 「真田十勇士」は半蔵に劣らず人気だが、その本場が群馬だとはあまり知られていない。国際忍者学会などで盛り上がれば、吾妻が伊賀・甲賀と並ぶ忍者の里となる日が来るかもしれない。

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