トランプ氏が撃たれても変わらない銃文化 保有率7割、地方州の思い

有料記事混迷を歩く アメリカ大統領選2024

ニューヨーク=遠田寛生 ワイオミング州デュボア=真海喬生 取材協力アレクシス・ベイツ
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連載 混迷を歩く アメリカ大統領選2024:銃規制編①

 星条旗を象徴する赤、白、青の照明がたかれた会場で、人々が一斉に携帯電話で撮影を始めた。共和党のトランプ前米大統領が登壇したのだ。トランプ氏が2月9日、参加した米ペンシルベニア州ハリスバーグでの全米ライフル協会(NRA)のイベントには、開催9日間で20万人以上が来場したという。

 バイデン民主党政権は殺傷能力の高い銃の禁止や、購入者の厳格な身元確認など規制強化を訴えてきた。トランプ氏は、バイデン政権が市民の銃を取り上げようとしていると語り、こう約束した。「私が大統領執務室に戻ったら、誰一人として、あなた方の銃に触れることはできない」。場内から次々と口笛が鳴る。誰かが大声で「そうだ!」と叫んだ。

2度の「暗殺未遂」でも変化なし

 約5カ月後の7月13日。ト…

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この記事を書いた人
遠田寛生
ニューヨーク支局
専門・関心分野
大リーグなどスポーツ全般、アンチドーピング
アメリカ大統領選挙2024

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