変動で借りている人にできること 住宅ローンの見通し、専門家に聞く

有料記事

聞き手・山本恭介
[PR]

 住宅ローンの変動型金利が約17年ぶりに上がります。住宅ローンを組む人の7割ほどが変動型を選んでおり、影響は大きそうです。住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」を運営するMFSの塩澤崇取締役に、注意点や今後の見通しを聞きました。

 ――住宅ローンの新たな借り入れを検討している人はどんな点に気をつければいいでしょうか。

 「いまは、過去20年間で金利上昇圧力が一番高い時代だと思います。長らく低金利時代でしたが、日本銀行総裁植田和男氏が就任し、日本景気も上向いてきたなかで、それを踏まえて金利の正常化を進めたいという日銀の思いが強いことを押さえる必要があります。そうなると、変動金利を選ぶ場合には、金利はもう一段階上がる可能性があることを、借り入れの際に留意する必要があります」

「金利上がったピークで耐えられるか」が大事

 ――どの程度までの上昇を見込めばよいでしょう。

 「日銀の政策金利は、202…

この記事は有料記事です。残り1228文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
山本恭介
経済部兼国際報道部兼デジタル企画報道部|銀行担当
専門・関心分野
資産形成、社会保障、労働政策