石破首相はなぜラオスへ? 安倍氏もアジアに、初外遊を深読みすると

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谷瞳児
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 石破茂首相は10~11日、就任後初めての外遊でラオスを訪問し、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席する。歴代首相の初外遊を振り返ると、日本の外交姿勢や国際情勢の変化も垣間見える。

 Q 石破茂首相が初外遊で東南アジアのラオスを訪問した。歴代首相は初外遊でどんな国を訪問しているの?

 A 戦後の首相では同盟国の米国が多い。外交の要と位置づける日米同盟の強固さを確認し、緊密な関係を内外にアピールするためだ。

 佐藤栄作氏(1965年)や田中角栄氏(72年)、大平正芳氏(79年)らは最初の訪問先に米国を選んでいる。96年の橋本龍太郎氏は沖縄の米軍基地の整理・縮小問題を協議するために米国を訪問した。

 Q 米国以外ではどんな国を訪問しているの?

 A 首相の外交姿勢が反映さ…

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