まわし一丁、噺家5人の土俵勝負 落語×相撲の競演、桂文鹿さん主催

伊藤秀樹
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 相撲好きの噺家(はなしか)5人が落語を披露した後、まわし一丁になって土俵で勝負する「記念落語笑(しょう)相撲」が11月17日、奈良県葛城市当麻の市相撲館「けはや座」で開かれる。奈良市出身の落語家桂文鹿(ぶんろく)さん(54)が、芸歴30周年を迎えるのを記念して主催する。

 文鹿さんによると、大阪市の生国魂神社境内で開かれる上方落語家のファン感謝祭「彦八まつり」のなかで以前、相撲大会があった。若い頃は出るのが楽しみだったが、けが人続出で中止に。復活させたいと上方落語協会に話をしたこともあるが、実現しなかった。「相撲大会に出るのを楽しみにしていた噺家もいっぱいいたので自分がやろうと」

 文鹿さんは、昔は行司さんになりたかったというほどの好角家。元プロボクサーでもある。ほかの出演者についても「格技をやってる人をそろえてあります」。師匠にあたる桂文福さんは角界との交流が深く相撲の競技経験がある。月亭太遊さんはレスリングの経験者という。

 文鹿さんは「それなりに見応えがある取り方をしたい」と話す。

 当日は午後1時から館内和室で落語会。相撲は落語会終了後に館内の土俵である。5人が総当たりで対戦。文福さんと文鹿さんによる横綱土俵入りや、噺家土俵入りもある。チケット代5千円。問い合わせは落語笑相撲事務局(080・3119・5448)。

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この記事を書いた人
伊藤秀樹
和歌山総局|事件担当
専門・関心分野
行政、スポーツ、災害、孤独