美術研究誌「國華」が「信濃の仏像」を特集 9寺院15体をカラーで

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 【長野】美術研究の月刊誌「國華(こっか)」(朝日新聞出版)が「信濃の仏像」の特集号を出した。国の重要文化財に指定されている長福寺(上田市)の「銅造菩薩立像」や、安養寺(佐久市)の「木造阿弥陀如来坐像」など9寺院、計15体の仏像をカラー図版で紹介している。

 巻頭論文では、上田市出身の武笠朗・実践女子大教授が信濃の仏像史をまとめ、「素朴さが取り柄では決してなく、中央の流行が時差はあれ確実に及んでおり、都の様式を取り入れた堅実な像が見出せる」などと論じている。

 「國華」は1889年に岡倉天心らが創刊した美術誌。特集号(1547号)はB4版、税込み7700円。問い合わせは國華社(03・5550・5015)。

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