将棋の福間女流五冠、体調不良で不戦敗 西山白玲が防衛を決める
将棋の女流タイトル戦白玲戦七番勝負(ヒューリック主催)の第6局で、挑戦者の福間香奈女流五冠(32)が不戦敗となり、タイトル保持者の西山朋佳白玲(29)が対戦成績4勝2敗で防衛を決めた。日本将棋連盟が25日、発表した。連盟によると、福間女流五冠から「体調不良で対局困難」との申し出を受け、主催者で構成する白玲戦委員会が協議。「今後の棋戦進行スケジュールの都合上、これ以上の延期が難しい」と不戦敗を決めたという。
福間女流五冠は、白玲戦の開幕直前の8月下旬に妊娠を公表。今月4日には、出産のため、11月17日から来年2月12日まで休場を発表していた。福間女流五冠は今月19日に札幌市で予定されていた第5局でも、体調不良を理由に不戦敗だった。また、第46期女流王将戦三番勝負(囲碁・将棋チャンネル主催)も西山女流王将に挑戦中で、15日の第2局を体調不良で不戦敗となっている。決着局となる第3局が29日に予定されている。