日米演習、空自のF2戦闘機が長崎空港に初の飛来 給油など訓練
天野光一
実施中の自衛隊と米軍による共同統合演習「キーン・ソード25」で、長崎空港(長崎県大村市)に28~30日、航空自衛隊のF2戦闘機が飛来した。長崎空港への戦闘機の飛来は今回の演習が初。
F2は福岡県の築城基地所属。基地が使用できない事態を想定して、給油などの訓練をした。空港の展望デッキは、親子連れや望遠レンズで撮影するファンなどで混雑した。
空港近くに住む主婦(27)は2歳の子ども連れでやってきた。「ニュースで飛来を知って、飛行機好きの子どものために来ました。民間空港を戦闘機が利用することの是非は少し難しい問題」と話した。
演習は11月1日まで。県内では、対馬のレーダーサイトへの防空部隊の展開や、佐世保などの基地の警備訓練がある。
政府は今年、有事に備えて整備を進める「特定利用空港・港湾」に、県内では長崎空港と福江空港を指定した。
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