モルドバ大統領選、親欧米派が勝利 EU加盟加速も対立激化の恐れ

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中川仁樹
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 旧ソ連構成国モルドバで3日、大統領選の決選投票が行われ、親欧米派で現職のサンドゥ大統領が約55%を得票して再選した。今後、欧州連合(EU)加盟に向けて欧米との協力を一段と進める考えだが、来年に控える議会選を前に、親ロシア派との対立が激しくなる可能性もある。

 サンドゥ氏は4日未明、「投票を通じて強さと意志を示し、我々を屈服させようとした者に勝てると証明した」と勝利を宣言した。対立候補に投票した市民の声も聞いてきたと訴え、全国民のための大統領になると誓った。

 中央選挙管理委員会によると…

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    遠藤乾
    (東京大学大学院法学政治学研究科教授)
    2024年11月4日16時4分 投稿
    【視点】

     今年春に初めて訪れた人口250万ほどの国。貧しく小さいが複雑怪奇。体感的には、半数くらいはルーマニアと一緒になってもかまわない、EUに入れるし、位の構えか。4割くらいはロシア語話しているかなあ、あとウクライナ語をしゃべる人もいて、トランス

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