「自民再生の象徴」大空幸星氏はなぜ東京15区で敗れたか 出口分析

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武田遼
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 4月の補選に続き、今年2度目の衆院選となった東京15区。裏金問題で逆風を受ける中、自民党が白羽の矢を立てたのが、孤独や孤立を感じる人からの相談を受け付けるNPO法人の元理事長、大空幸星氏だ。年齢も若く、「自民党再生のシンボル」(区議)との期待を背負ったが接戦の末、敗れた。朝日新聞の出口調査から浮き上がるのは、与党支持層を固めきれず、無党派層からも敬遠された大空氏の姿だ。

 出口調査は東京15区内30カ所の投票所で実施。1217人から回答を得た。

 15区には4月の補選で初当選した立憲民主党前職の酒井菜摘氏、次点で敗れた無所属新顔で元格闘家の須藤元気氏も立候補。酒井氏が須藤氏に1125票、大空氏に4020票の差をつけて僅差(きんさ)で再選を果たした。ただ、大空氏は比例区復活当選を果たした。

 結果を大きく左右したと見ら…

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