第2次石破政権、外交・安保の行方は? 国内外で難しいかじ取り

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松山紫乃 里見稔
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 11日に発足する第2次石破茂内閣の外交・安全保障政策の行方は、極めて見通しづらいものになっている。米大統領選勝利で予測不能なトランプ前大統領が復権するうえ、国内を見ても、野党が反対する政策を強引に押し通すことができるほど、石破政権の基盤は盤石ではない。国内外ともに難しいかじ取りを迫られる。

 第2次政権発足を受け、外務省が調整を急ぐのが、石破首相とトランプ氏との早期の面会だ。2016年には安倍晋三元首相が他国首脳に先駆けてトランプ氏と面会し「蜜月関係」を作った経緯があるだけに、石破氏がトランプ氏と早期に面会し、両首脳の間で信頼関係を構築することが「極めて重要」(外務省幹部)とみているからだ。

 石破氏は、15、16日に南…

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この記事を書いた人
松山紫乃
政治部|外務省担当
専門・関心分野
外交、国内政治、ジェンダー、若者