維新・吉村氏に「選挙の顔」期待 党勢回復で「頼らざるを得ない」

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小林圭 野平悠一
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 日本維新の会の代表選(17日告示、12月1日投開票)に、「本命」候補と目される吉村洋文共同代表(大阪府知事)が名乗りを上げた。全国的な知名度がある吉村氏を「選挙の顔」とし、党勢回復を図ることへの期待は大きい。ただ、自公の過半数割れに伴って与野党の駆け引きが激しくなるなか、維新の存在感をどう高めていけるのかは見通せない。

 吉村氏は12日に大阪市で開いた記者会見で、立候補を決断した理由について「国政政党として消滅しかねないという危機感だ」と語った。他党との飲食を伴う協議で5千円を超える分は党から支出しない考えなどを表明。党所属議員の「身を切る改革」を強調した。

 維新は10月の衆院選で公示…

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    秦正樹
    (大阪経済大学情報社会学部准教授 )
    2024年11月14日3時36分 投稿
    【視点】

    「吉村氏は、党創設者の橋下徹元代表や松井一郎前代表とも気脈を通じ、新代表に選ばれる公算が大きい。」という記事からみても,維新の会は,(よくも悪くも)未だに「橋下松井体制」から脱却できない,あるいは創業者の威光がなければ党として一体的になれな

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