2024年度の納税表彰式（彦根税務署など主催）が20日、彦根市のひこね市文化プラザであった。市立西中学校3年、世森（よもり）愛唯（めい）さん（15）が同年度の「税についての作文」で滋賀県知事賞に選ばれ、その作文を朗読した。

　「税についての作文」は国税庁などの主催で毎年度募集されている。今年度、県内の中学校から84校、計6644編の応募があった。

　世森さんの作文の題は「影の主役」。税金が様々な公共サービスに使われている実感を持てずに不満を持っている人が多いが、二酸化炭素の削減効果が期待できる「地球温暖化対策税」が導入されていることを例にあげ、「影で働く税金のありがたさ」について書かれている。朗読を終えた世森さんに来場者から拍手が送られた。