さっぽろテレビ塔が登録有形文化財に 開幕のイルミネーションで彩り
原知恵子
【北海道】札幌を代表するランドマーク「さっぽろテレビ塔」(札幌市中央区)を国の登録有形文化財にするよう、22日、国の文化審議会が文部科学相に答申した。
1957年8月15日完成。札幌の中心部を南北にわける大通公園の東端に立つ。設計者は「耐震構造の父」「タワー博士」と呼ばれた内藤多仲氏で、東京タワー、旧名古屋テレビ塔、通天閣、別府タワー、博多ポートタワーとあわせて「タワー6兄弟」とも言われている。高さは144メートルで、地上約90メートルの展望台からは市街地や、晴れた日には石狩の海なども見渡せる。22日からは大通公園で「ホワイトイルミネーション」や「ミュンヘン・クリスマス市」が始まり、冬ならではの眺めを楽しめる。
文化庁によると、正式登録は2025年春ごろの見込み。テレビ塔側は「お祝いイベントも検討している」という。