立山黒部アルペンルート、82万4千人の観光客

前多健吾
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 立山黒部貫光(富山市)は、今季の立山黒部アルペンルートの入り込み数は82万4千人で、昨季より11万4千人増えたと発表した。円安を背景に、アジア圏を中心に海外からの旅行者が大きく伸びたほか、国内唯一のトロリーバスが最終運行だったことが誘因となり、国内客も増えた。

 今季は4月15日に全線開通し、11月30日に営業を終了した。入り込みの内訳は、国内客が60万人(昨季比6万9千人増、13%増)、海外客は22万4千人(同4万5千人増、25%増)だった。

 コロナ禍前の2019年(88万3千人)と比べると、93%まで回復した。同社は「順調に戻っている。トロリーバスが最後だったこともあり、秋も多くのお客さんに来てもらった」と話した。海外客は台湾、韓国、香港の順に多かった。

 富山空港発着のチャーター便もあり、春の「雪の大谷」と、秋の紅葉シーズンもにぎわったという。来季は4月15日の全線開通を予定している。

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