伊藤詩織さん初監督作品、米アカデミー賞でショートリスト入り

サンフランシスコ=五十嵐大介
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 第97回米アカデミー賞のノミネート作を決めるためのショートリストが17日発表された。性被害を実名で告発したジャーナリスト伊藤詩織さんの初監督映画「Black Box Diaries」が、長編ドキュメンタリー映画賞のショートリストに入った。制作元によると、日本人の監督が同賞でショートリストに入るのは初めて。

 同賞の169の対象作品の中から、ショートリストの15作品に選ばれた。最終的なノミネート作は来年1月17日に発表され、3月2日にロサンゼルスで授賞式が開かれる。

 同作品は、今年1月に米ユタ州で開かれたインディペンデント映画の祭典「サンダンス映画祭」の国際長編ドキュメンタリーコンペティション部門に出品され、話題を呼んだ。制作元によると、カナダオランダなど50以上の映画祭に出品され、30以上の国・地域での配給が決まっているが、日本での公開は未定となっている。

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この記事を書いた人
五十嵐大介
サンフランシスコ支局長兼編集委員
専門・関心分野
テクノロジー、経済、グローバリゼーション