「卒業後も音楽を楽しんで」 独自の教育根付かせた郡山の教師たち

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斎藤徹
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連載「楽都の100年 音楽のまち郡山」(4)

 11月3日、福島県郡山市のけんしん郡山文化センターで、市制施行100周年を記念した音楽祭が開かれた。市内の小中高生ら延べ300人が、この日のために結成されたオーケストラと共演し、壮大なハーモニーを響かせた。

 全員が集まって練習したのは、前日と当日の2回だけ。それでも、児童・生徒たちは見事に声を合わせた。

 市音楽文化アドバイザーの佐藤守広(74)は、指揮棒を振りながら、胸が熱くなるのを感じた。「本番でもう1段上のスイッチが入った。郡山の子どもたちのレベルの高さを改めて実感した」

 1981年から30年間、音楽教諭や市教育委員会の職員として県内の小中学校で音楽教育に携わってきた。一方で、市内の小中学生らでつくる管弦楽団「郡山ジュニアフィルハーモニーオーケストラ」でも長く指揮者を務めてきた。

音楽文化は子どもたちも共有 合唱団やプロへ進む教え子も

 児童・生徒と接する際に心が…

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この記事を書いた人
斎藤徹
郡山支局長
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