車輪が出ず、滑走路外れ壁に衝突 「不運重なる」 元日航機長の見方

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聞き手・佐藤達弥
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 韓国南西部・全羅南道の務安(ムアン)国際空港で旅客機が着陸に失敗して炎上し、少なくとも85人が死亡した事故。日本航空の元機長で航空評論家の小林宏之さんは朝日新聞の取材に対し、旅客機の車輪やエンジンに不具合があった可能性があるとし、「不運が重なった事故だった」と指摘しました。

 現地の報道によると、旅客機はいったん空港に着陸を試みたものの、着陸することができず、再び上昇して2度目の着陸を試みた際に胴体着陸となり、事故が起きた。機体に付いている車輪の全部あるいは一部がうまく出なかった可能性がある。

 こうしたケースでは、通常な…

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この記事を書いた人
佐藤達弥
国際報道部
専門・関心分野
昭和史、ジェンダー、中東・ロシア