グラフでみる労働力人口、増えた産業は 女性正社員の割合は5割超

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篠健一郎
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 総務省が31日に公表した労働力調査で、2024年の労働力人口は、前年比32万人増の6957万人で過去最多だった。人手不足が叫ばれる中、どの産業や職業で増えているのか。調査結果から詳しく分析した。

 労働力人口は、15歳以上のうち、就業者と就職活動をしている失業者を合わせた数だ。6565万人だった12年以降、右肩上がりの傾向がある。

 男女では、女性の伸びが大きい。24年は3157万人と過去最多で、00年と比べて404万人増えた。15~64歳の女性正社員の割合は、比較可能な13年以降で初めて5割を超えた。

 65歳以上の割合も大きく増…

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篠健一郎
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    常見陽平
    (千葉商科大学准教授・働き方評論家)
    2025年1月31日8時38分 投稿
    【提案】

    ■「はたらく人」の前提を見直そう  日本の労働社会を読み解く上で、おさえておきたい記事だ。先日、講義の中でアイスブレーキングで「いまどきの社会人をイラストに描いてみる」というワークにとりくんだ。男性ではなく女性を、しかもいかにもスーツ、スカ

    …続きを読む