門外不出の「絵」に描かれる30年 リーグワン・神戸に息づくもの

有料記事阪神・淡路大震災

藤野隆晃
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 ラグビー・リーグワンのコベルコ神戸スティーラーズには、チーム内で大切にする一枚の「絵」があるという。

 縦約2メートル、横約1・5メートル。旗のようにロッカールームなどに掲げられ、選手の士気を高める。門外不出で、チームスタッフは告知用に撮る写真や動画に映り込まないよう気を使う。

 発案者は昨季ヘッドコーチに就任したデイブ・レニー(61)。「自分たちは何のために戦うか」を見える形にしようと、選手とスタッフからアイデアを募った。

 描かれているのはクラブの歴史やアイデンティティーだ。前身の神戸製鋼ラグビー部時代に成し遂げた日本選手権7連覇や、本拠・神戸の街がデザインされている。

 そしてもちろん、阪神・淡路大震災からの復興も。

 「周りの支えがあったから…

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藤野隆晃
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