国防長官候補ヘグセス氏、公聴会で資質問う声相次ぐ 対中抑止も強調
ワシントン=清宮涼
トランプ次期米大統領が国防長官に指名したピート・ヘグセス氏の承認に向けた公聴会が14日、上院軍事委員会で開かれた。民主党議員を中心に、ヘグセス氏の資質をめぐる質問や懸念の声が相次いだ。
ヘグセス氏は冒頭の発言で、「友好国や同盟国と協力し、インド太平洋における中国共産党の侵略を抑止する」と述べ、中国との競争に注力する考えを示した。
ヘグセス氏は元FOXニュース司会者で、トランプ氏を信奉する。2017年に女性から性的暴行の被害を訴えられたほか、過度の飲酒癖があるとの疑惑も取りざたされてきた。歴代の国防長官に比べ経験不足も指摘されており、上院で承認を得られるかが焦点となってきた。ジャック・リード上院議員(民主)は公聴会で、「職務に応える資格があるとは思えない」と批判した。ヘグセス氏は、メディアが自身への「組織的な中傷キャンペーン」を行ったなどと反論した。
ヘグセス氏が昨年、ポッドキ…
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