家は再利用部材で建築できるか 積水ハウスの「循環する家」構想とは

有料記事

森下友貴
[PR]

 再利用した部材のみで将来、住宅を建てられるようにする試みを住宅大手の積水ハウスが始めている。同社は2050年までに再利用の部材を100%使った住宅を販売することを先月、業界で初めて宣言した。同社の担当者に狙いや実現までの課題を聞いた。

 1軒の住宅を構成する柱などの部材は、3万点以上にものぼると言われている。

 同社の井阪由紀・環境推進部長は「住宅の設計段階から再利用できる部材を投入することが重要」と話す。「企業は資源枯渇のリスク管理ができる。住む人にとっては、新品の部材の価格が上がった際にも、再利用の部材があれば対応できるという利点がある」と述べた。

 環境への影響や将来的な資源…

この記事は有料記事です。残り499文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら