(日曜に想う)あの時の歌、語りを超えた祈り 編集委員・吉田純子

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 西田敏行さんは喜劇の似合う人だった。1980年代、民放ドラマで屈託のない朗らかな男を演じた。

 番組が始まると、柔らかなピアノの前奏に導かれて「もしもピアノが弾けたなら」。はにかんだ声に心が吸い寄せられる。不器用な男のモノローグ。歌というより語りに近い。渥美清さんが寅さんに重ねられたように、西田さ…

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