古墳とヤマト政権 白石太一郎著
古墳時代は飛鳥時代も含むと約450年で、平安時代の398年より長い。
同時代に文献のないこの時代、古墳の大きさや形、埋葬品で沢山のことがわかることがわかった。
・出土する土器や鏡の形式である程度の年代がわかること
・同時代でみた場合の古墳のサイズを比較することで、力関係の変遷がわかること
・この時代は、韓半島との鉄を巡る交流が重要だったが、関門海峡から西の北九州と、瀬戸内海ルートの先のヤマトとのせめぎ合いがあったことがわかること
・東日本とも連合したヤマト側が北九州に勝って、「前方後円墳」が一気に広まったという仮説が成り立つこと