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【原文】三好之長書状写(『戦国遺文 三好氏編』4号、『大日本古文書石清水文書』所収辻村豊徳外四人所蔵文書) 池田遠江守殿御宿所八幡宮領摂州木代庄内朝川寺事、従先師仙室東堂譲被渡候処、彼霊文書記依申掠、
【コメント】戦国時代のわりと初期、永正三年(1506)の史料です。「三好之長の命令だから」と言って、泥堂彦左衛門尉という武士が、石清水八幡宮の領知を押領しました。どうやら石清水八幡宮の側から室町幕府に訴えが
文明四年(1472)、応仁の乱のころの文書です。「犬神使い」は秩序を乱す者と見なされていたらしく、阿波守護の細川成之は奉行人・飯尾常連を通じて、「犬神使い」を捜索・処罰するように、阿波三郡の郡代・三好式部少
【コメント】 文明元年(1469)、阿波守護・細川成之の奉行人・飯尾常連によって出された文書です。細川成之によって阿波国(徳島県)に賦課された段銭のうち三貫文を、南陽院殿(=淡路守護・細川成春)の使者に渡すよう
「甲州地震」 安政東海地震(南海トラフ巨大地震)の史料【状態】24.2×24.7cm 【解説】「甲州地震」と題する史料で、甲州(山梨県)の地震被害を報告している。紙質から江戸時代ごろの史料と思われるが、いつの地震を記
【和本・春画・エ●本の歴史】古物市場に登場するいわゆる「エ●本」について
私が参加している某古物市場(業者の集まるオークション)は、毎回いわゆる「エ●本」が出品されます。この某市場では、おもに古本・歴史資料や美術品・骨董品などが出品されることが多いのですが、そのなかに毎回必ず
紀元弐千五百三拾四年 売上帳【状態】痛みが激しい、ヤケ、汚れ、スレ、シミ、16×38.5cm 紀元2534年=明治7年(1874)に作成された、ある商家の売上帳。「ルウテサク」「ルウテ」=ルーデサック(コンドーム)が取引さ
【コメント】阿波国の段銭や年貢などに関して、おそらくは阿波国守護の細川氏から出された条々です。「故三好入道」は、一次史料で確認できる、最古の三好一族です。本文書の終わりから二条目に、「片穂常陸入道、逸
【1】細川成之奉行人飯尾真覚奉書写(『戦国遺文 三好氏編』1号)
【1】細川成之奉行人飯尾真覚奉書写(『阿波国徴古雑抄』) 【コメント】『戦国遺文 三好氏編』の1号文書です。寛正六(1465)の文書で、応仁の乱以前のものです。宛所の三好式部少輔は、戦国時代の三好山城守康長(笑
古河公方・足利政氏の書状を読んでみる。これは明応三年(1493)、伊勢宗瑞を相手にした合戦について書かれており、内容も面白い。政氏に従って戦った梁田河内守に宛てて、戦功をねぎらいながら、この合戦での自分の落
漢書(前漢書、漢書地理志)について、倭に関する記述を解説しています。漢書の倭の記述にある「如淳の注釈」の解釈によって、倭に関する内容が変わってしまいます。古代の倭を知ることや邪馬台国論争において、漢書は重要な史料です。
後漢書について、倭に関する記述を解説しています。後漢書の倭に関する記述は、魏志倭人伝の内容と酷似しています。しかし、魏志倭人伝とは異なる字が使用されていたり追加情報があるなど、邪馬台国論争において後漢書は重要な史料です。
日本最大にして唯一の官撰百科事典である『古事類苑』。この中には、倭に関する日本の公式見解ともとれる内容が記述されています。内容を知れば、邪馬台国の謎を解く手がかりになるかもしれません。
梁書の倭に関する記述を解説しています。魏志倭人伝をベースにしつつ、魏志倭人伝にはない記述もあります。この記述が弥生時代のことかどうかが議論の的になっています。古代の倭を知ることや邪馬台国論争において、梁書は重要な史料です。
翰苑の倭に関する記述を解説しています。魏志倭人伝や魏略など様々な文書を引用しており、客観的な立場で倭のことを記述しています。古代の倭を知ることや邪馬台国論争において、翰苑は重要な史料です。
論衡の倭に関する記述を解説しています。倭人が周王朝に対して朝貢していたという記述がみられます。中国正史以外では、現状見つかっている最古の倭人の記述であり、古代の倭を知ることや邪馬台国論争において、論衡は重要な史料です。
魏略(魏略逸文)の内容をまとめています。と言っても、魏略は原文が散佚しているため、どの書物でどう魏略が引用されているかを記載しているだけですが。
紀元前から7世紀頃までの朝鮮半島の様子が記録されている『三国史記』。三国史記は現存する最古の朝鮮史書であるが、その中には倭や卑弥呼についての記述がある。