fc2ブログ

    初夏の山を撮って来ました

    何とかと煙は高い所に上りたがるという事で、桜を撮って来ました(5)を撮りに行った時に通れなかった五頭山の林道(=峠道)に復讐を果たす事が出来ましたが、道が凄く曲がりくねっていたので、ハンドルさばきで腕が疲れてしまいました。
    因みに、かの昔の血の気が多かった時は、爪から血が出るほどハンドルさばきを行っていたので、オフロードバイク用の皮手袋で運転していた事もありました(笑)
    カメラはLUMIX FZ200で、ただの山の風景でしかないですが、本人はうまく撮れたと思っているようなので、どうかよく見てやってください(笑)
    尚、遠くの山の頂に未だ雪が残っていたのが幸運でした。
    ※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
    fzP1100483.jpgfzP1100565.jpgfzP1100639.jpgfzP11006652.jpg

    ベトナム株はインド株より感染力が強いようです

    インド株による第5波が来ない事を祈りますの「追記2:」で紹介した、インド型と英国型の混合変異株か ベトナム、強い感染力(朝日新聞DIGITAL 2021年5月29日)についてですが、この中では「これまでの変異株よりも空気中での感染力がはるかに強い」とされているし、インド型と英国型の混合変異株か ベトナム、強い感染力(JIJI.COM 2021年05月29)でも、「従来のものより感染力が強い」とされているので、だんだん怖くなって来ました。
    上記の報道内容によると、ベトナム株はインド株より感染力が強いのではないかと思えますが、丁度オリンピックを開催する頃に、インド株とベトナム株が猛威を振るい始めるのではないかと心配するのは、私だけでしょうか。
    因みに、ベトナム株とインド株とイギリス株がそろい踏みに状態になったら、私的には完璧に「アルマゲドン」なのですが、IOC的には、この程度では「アルマゲドン」とは言えないから、東京オリンピックを中止する気はないという事ですよね。
    追記:
    インドで医師1200人死亡 コロナ感染、ワクチン急務(KYODO 2021/5/30)という事なので、これまでの感染対策では、インド株の感染は防げない事が明らかになったと思いますが、ベトナム株はさらにヤバそうですね。
    また、新型コロナ空気感染の可能性、WHOが認める ウェブサイトに記載(Forbes 2021/05/15)だそうですが、やっぱりかと思うのは私だけでしょうか。

    ラッセルのパラドックスについて

    物理の分野で一般受けするパラドックスは殆ど説明してしまったのではないかと思うので、数学の分野で一般の受けを狙ってラッセルのパラドックスについて説明したいと思います。
    という事で、上記のように考えてラッセルのパラドックスについてネットを漁って見たのですが、私はすっきり理解出来る説明が見当たらなかったため、ラッセルのパラドックスについて説明を試みたいと思います。
    まず、ラッセルのパラドックス(Wikipedia)を見てもらいたいのですが、ラッセルのパラドックスの内容は、ごく簡単に言うと、R={x|x∉x}という集合を要素とした集合は矛盾した集合であるという事のようです。
    例えばR={x|x∉y}と置いて、xを集合の要素を表す変数としてyを「嘘つきの集合」とすれば、R={x|x∉y}は「嘘つきの集合に含まれない正直者の集合」となり、矛盾は起きません。
    ところが、R={x|x∉x}の3つのxを全て同じ集合を表す変数とし、xを「嘘つきの集合」にしょうとした場合、最初にR={x|x∉x}の2番目のxと3番目のxを「嘘つきの集合」に確定する必要があり、この場合、1番目のxは「嘘つきの集合に含まれない嘘つきの集合」となるので、この時点で最初のxの定義と矛盾する事になります。
    そして、R={x|x∉x}は1番目のxを要素にした集合なので、矛盾したまま解釈を続けると、Rは「嘘つきの集合に含まれない嘘つきの集合の集合」となるので、Rは「嘘つきの集合の集合」とも「正直者の集合の集合」とも分からない矛盾した集合の集合となります。
    また、
    ラッセルのパラドックス(Wikipedia)の「いまR∈Rと仮定すると、Rの定義によりR∉Rとなるから」というのは、Rは自分自身の要素を含む自分自身を自分自身が含むと定義すると、R={x|x∉x}は、Rは自分自身の要素を含まない集合という意味になり、自分自身が自分自身の要素を含む自分自身を含まないという事と等しくなるので、矛盾していると言っているのではないでしょうか。
    ラッセルのパラドックス(Wikipedia)では、このパラドックスは集合や集合の演算を矛盾が起きないようにきちんと定義しないために生じるパラドックスであり、ZFC集合論ではこのようなパラドックスは起きないとされているようですので、ZFC集合論が構築された現在において、このパラドックスを集合論のレベルで厳密に考えてもあまり得るものはないのではないでしょうか。
    尚、ラッセルのパラドックスは、自己言及のパラドックス(Wikipedia)の一種で、プログラミング言語で言えば、バグがある再帰的プログラムのようなものだと思いますが、自己言及のパラドックスを知っていると、嘘つき集団に騙されなくて済むのではないでしょうか(笑)
    因みに、世の中には「宇宙は不確定である」というように断定する方が多くいらっしゃると思いますが、そのような方は、その断定自体も不確定である事になってしまう事に気が付いていないのではないでしょうか。
    私は、そんな面倒なパラドックスを避けたいという意味でも、非局所的な隠れた変数理論について等で、宇宙の超決定性の存在を仮定している訳ですが、いかがでしょうか?(笑)

    インド株による第5波が来ない事を祈ります

    ネットでは、オリンピック委員会(IOC)の元副会長で最古参委員のディック・パウンド氏が「アルマゲドンが起きないかぎり五輪開催」と発言して問題になっているようですが、これまでの経験では、3月初旬に第4波が始まって、たった2ヶ月ちょっとで感染の主流がイギリス株に置き換わった事を考えると、また、インド株はイギリス株より約1.5倍感染力が強い事を考えると、7月か8月にインド株による第5波が来るという事はないのでしょうかね。
    インド株は、ネットの情報によると、日本人は白血球の型の問題でインド株に弱いのではないかとか、ワクチンが少し効きにくくなるのではないかという話があるから心配ですよね。
    そして、東京オリンピックの開催開始と同時期に感染力が強力なインド株による第5波が来て、それでもオリンピックを強行的に開催したら、人の移動によってさらに感染が拡大したり医療体制がひっ迫する可能性がありますよね。
    それとついでに言いますが、WHOについては最近、WHO、イベルメクチン使用推奨せず コロナ特効薬との情報拡散(AFP 2021年4月1日)という話が出ましたが、WHOは10000Bq/Lのトリチウムを一定程度飲み続けても大丈夫だといっているような組織だから、イベルメクチンは本当は有効な可能性が高い気がしますね。*1
    尚、日本発「イベルメクチン」 インドがコロナ治療で感染者数減もWHO「反対」のナゼ(AERAdot. 2021.5.26)によると、インドでイベルメクチンが間違いなく活躍しているようなので、日本も第5波に備えてイベルメクチンを確保したり、臨床試験を行った方が良いのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
    *1 トリチウムの危険性についてはこちらを見てください。
    追記:
    追記2:
    インド型と英国型の混合変異株か ベトナム、強い感染力(朝日新聞DIGITAL 2021年5月29日)という事だそうなので、ディック・パウンド氏の「アルマゲドンが起きないかぎり五輪開催」という言葉がますます重みを増したと感じるのですが、ベトナム株はインド株より感染力が強いようです!!も見てください。

    放射性物質と知的障害の関係について

    放射能影響研究所の胎内被爆者の身体的・精神的発育と成長を見てもらいたいのですが、「この重度知的障害が発生する確率は、被曝線量および被爆時の胎齢(特に発達の著しい段階)と強い関係がある。」そうです。
    また、セシウムの恐ろしさについて(2)の追記で紹介した、被曝ニホンザルは訴える(Level7 NEWS 2018年8月1日)を見ても、ニホンザルがセシウムの影響によって脳の容積が低下している事が分かるのではないでしょうか。
    尚、ダウン症(Wikipedia)の場合は遺伝子異常ですが、遺伝子異常が無くても、セシウムの恐ろしさについて(2)で示した心臓の形成異常で心奇形が起きるのと同様、放射性物質の放射線によって脳の形成異常が起きて、知的障害や知的能力の低下が起きるのではないでしょうか。
    追記:
    トリチウムの特別の危険性(Go West Come West集会 2018年9月2日)のP21を見ると、トリチウムも知的障害や知的能力の低下を引き起こす効果があると考えられますが、基礎からわかる「トリチウム排出問題」(勝川俊雄 2021/4/20)の降水中の「図1 東京,千葉の月間降水中トリチウム濃度の変化」と日本財団図書館の渡辺勧持氏 ヒヤリング記録の「図1 アメリカと日本の施設入居人口と地域の住まいの人口の年度別推移」の③の点線を見て、思い浮かぶ事があるのは私だけでしょうか。

    福島第一原発の4号機の爆発について

    福島第一原発の4号機の爆発の原因については、プラントパラメーター等の情報も公開されていないと思えるので、未だに多くの謎に包まれていると思うのですが、何とか謎を解いてやろうと思ってネットに食らいついて調べていたら、自然流の日々雑記の福島原発4号機 : 自力で爆発、放射性物質を放出していた?という大変に参考になる記事を発見しましたので、この内容を参考にして考えた内容を記したいと思います。
    私は、東日本大震災の地震動によって4号機の核燃料プールに亀裂が入り、冷却水が漏れて注水が間に合わなくなって水位が低下し、一定の使用済み核燃料が核燃料プール内でメルトダウンを起こして原子炉建屋内のいずれかの場所で水素爆発が起きたと考えると、既に公開されている情報と辻褄が合うのではないかと考えました。
    私がこのように考えた主な根拠は、
    (1) 2011/3/15のAMに4号機で非常に高い線量を測定している。*1
    (2) 東京電力の公表内容を信じれば、核燃料プール内に他の原子炉と比べてかなり多くの核燃料が入っていたため、強い地震動で核燃料プールに亀裂が入ってもおかしくない。*2 *3
    (3) 地震動で核燃料プールに亀裂が入ったとすると、4号機で非常に高い線量を測定した事と4号機で水素爆発が起きた事をがうまく説明出来る。
    (4) 高崎に設置されたCTBT放射性核種探知観測所における放射性核種探知状況(2012年4月15日時点)のP4の3/15-16の放射能濃度の上昇はの原因は、4号機の核燃料プール内でのメルトダウンのせいであると考える事が出来るが、3/15-16のI131の検出量が多かったのは、4号機の核燃料プール内で再臨界が起きた事を示しているかもしれない。
    (5) 自然流の日々雑記の福島原発4号機 : 自力で爆発、放射性物質を放出していた?の「図5. 4号機建屋北壁のズーム写真 2011.3.18」の画像を見ると、核燃料デブリのようなものが見える。
    と言った所です。
    尚、核燃料プールの使用済み核燃料は全て溶けた訳ではなく、溶けた使用済み核燃料の核燃料デブリが何らかの形で運よく核燃料プールの亀裂を塞いだために、核燃料プールの水位を回復出来て「最悪のシナリオ」を回避出来た可能性があるのではないでしょうか。*5
    *1 高い放射線量、復旧阻む 4号機 米軍にヘリ散水要請へ(朝日新聞DIGITAL 2011年3月16)によると、「建屋に入り、4階で放射線を測ったら、1時間あたり最大400ミリシーベルトという高い値が観測された。」そうです。
    *2 電気事業連合会の使用済燃料貯蔵対策の取組強化について(2018年11月20日)のP5を見ると4号機はリラッキングをしていた事が分かりますが、核燃料のリラッキングの危険性についてを見てください。
    *3 4号機の耐震性に問題が有った事については、4号機の燃料プール、耐震補強にめど 福島第一原発(朝日DIGITAL 2011年6月20日)を見てください。
    *4 東京電力の使用済燃料プールからの燃料取り出しの状況によると、事故当時は1~3号機の概ね3倍の1535体もの核燃料が収容されていたそうです。
    追記:(2024/7/28訂正)
    CRYPTOMEのFukushima Daiichi Nuclear Plant Hi-Res Photosの画像を見ると、4号機の方が1号機よりも水素爆発の規模が大きい事が分かるのではないでしょうか。
    それにしても3号機の損傷は本当にひどいですが、3号機の爆発については、福島第一原発の3号機の爆発についてを見てください。
    追記2:
    ネットを調べたら、YouTubeの福島第一原子力発電所4号機燃料取り出し完了について(東京電力)という動画を見つけましたが、Fukushima Daiichi Nuclear Plant Hi-Res Photosの4号機の哀れな姿とのギャップが激しすぎるので、この動画は事故前の画像を編集して公開しているのではないかという疑いを持つのは私だけでしょうか(笑)
    追記3:
    高崎に設置されたCTBT放射性核種探知観測所における放射性核種探知状況(2012年4月15日時点)のデータが所々欠落している事とプルトニウムやストロンチウム等が抜けている事に注意してもらいたいのですが、福島第一原発の4号機の爆発について(2)も見てください。
    追記4:(2022/1/25)
    冒頭部分の断定的な表現を念のため改めました。
    追記5:(2022/10/21)
    (4)の内容を訂正しました。
    追記6:(2023/3/24)
    *4のリンク先を変更しました。
    追記6:(2023/7/22)
    *4の注釈を挿入しました。
    追記7:(2024/3/18)
    (3)と(4)を入れ替えて、(4)に4号機の核燃料プール内で再臨界が起きた可能性を追記しました。
    追記7:(2024/8/9)
    (5)を追加しました。

    何だコレ!!チェルノブイリ原発ミステリー

    チェルノブイリ原発でチェルノブイリで再び核反応くすぶる 中性子線量が上昇中(Newsweek 2021年5月21日)という恐ろしい事になっているそうですが、この原因は、新設したシェルターが雨水を遮断して核燃料デブリが高温化し、私がメルトダウンに伴う再臨界の可能性についてで(1)~(4)で指摘した内容とも関係しているという事はないのでしょうかね。
    もし関連していれば、チェルノブイリ原発で何も対策を行わないと、メルトダウンに伴う再臨界の可能性についてで説明した再臨界が起きる可能性があると考えるのは私だけでしょうか。
    追記:
    核燃料デブリ内の物質が中性子飽和して核分裂が起きやすくなった可能性もあるのではないかと思いましが、もしそうだとすると、メルトダウンに伴う再臨界の可能性についてで説明した内容とは逆に、誘導核分裂による温度上昇が自発核分裂を促進したり、誘導核分裂で発生する高エネルギー中性子が自発核分裂核種の誘導核分裂を引き起こし、誘導核分裂核種の誘導核分裂を促進するという悪循環が発生して再臨界が起きる可能性があるかもしれないですね。
    ロシアは、いずれにしても中性子線量の上昇を早く食い止めてもらいたいものですね。
    追記:(2023/7/28)

    何だコレ!!属国日本ミステリー

    アメリカの言いなりになって原発を導入し、その結果、福島第一原発で世紀の大事故を起こして放射能で日本人のがんや難病が大幅に増え、原発事故対応のために税金を増やしたけれど、それでも間に合わずに日本の財政赤字は新型コロナの追い打ちも受けて大幅に膨らみ、しかも、地球温暖化で海面が大幅上昇する前に「ヤシマ作戦」をというような危機的な状況が続いている中で、アメリカは陸上イージの費用を大きく上回る陸上イージスの代替艦を日本に押し付け、自民党政府はそのまま受け入れるつもりのようですね。*1
    陸上イージスシステムの代替艦のコストの件については、陸上イージス代替艦、コスト倍増9千億円に(朝日新聞DIGITAL 5/21(金))を見てもらいたいのですが、このような恐ろしい状況の中で、マクロスFのライオンや創聖のアクエリオンのAKINOという歌を思い出すのは、私だけでしょうか(笑)
    *1 「地球温暖化で海面が大幅上昇」というのが単なる妄想でない事は、世界最大の氷山、南極で分離 面積4320平方キロ(AFP 2021年5月21日)を見て理解してください。

    ベルの不等式の破れについて(5)

    ベルの不等式の破れについて(3)で「後で測定する地点の測定器でスピン測定結果の平均値が1/√2や-1/√2になる」事について「ネットで調べてもらえないでしょうか(笑)」とほざいていましたが、暇なので、この事について簡単に説明してみたいと思います。
    まず、物理とかの任意角度のスピンと1qubitの状態を見てもらいたいのですが、測定装置はxz平面上に存在し、θはxz平面上の回転角度であり測定器Aはθ=0方向を測定するという設定にすると、ベルの不等式の破れについて(3)の|↑>,|↓>は|0>,|1>に対応し、「測定器の回転に合わせてパウリ行列を回転変換した行列」はS(θ,0)に対応します。
    そして、縦ベクトルを[]で表すと|↑>=|0>=[1 0],|↓>=|1>=[0 1],<↑|=<1|=(1 0),<↓|=<1|=(0 1)となり、例えば、先にA地点の測定器Aの測定結果が1の場合のスピン方向の状態ベクトルを|0>とすると、その場合はB地点のスピン方向の状態ベクトルは|1>なので、B地点のBとB'の測定値の期待値は、量子力学の定石に従って計算すると<1|S(θ,0)|1>=(0 1)S(θ,0)[0 1]=S_11(θ,0)=-cosθとなります。
    また、測定器Aと測定器Bの角度のズレをθ、測定器Aと測定器B’の角度のズレをθ'すると、<AB>=-cosθと<AB'>=-cosθ'となりますが、これと同じように計算すると、<A'B>も<A'B'>も測定器Aと測定器A'の測定結果が-1の場合も、<AB>~<A'B'>は全て-cosなんちゃらになります。*1
    尚、私には、どうやってS(θ,φ)が求められるのかという事は任意角度のスピンと1qubitの状態の説明を見ても、今の所すっきりとは理解出来ませんが、θやφに0やπ/2を代入するとσx,σy,σzを作れますので、暇がある方は確かめてください。
    ところで、ここまで説明して見て、ベルの不等式の破れについて(3)の分かり易さに自分で惚れ惚れとしたのですが、「エーレンフェストのパラドックス」や「テレル回転」や「二台のロケットのパラドックス」と同様、私の記事や説明図がGoogleの上位に登場したら、「暇人」の優位性が証明されたという事で宜しいでしょうか(笑)
    *1 S_11は行列Sのi=j=1の成分という意味です。
    追記:

    ベルの不等式の破れについて(4)

    ベルの不等式の破れについて(3)で、量子力学的なスピンを測定するとベルの不等式を破る事を説明しましたが、老爺心をブーストして、ベルの不等式の破れについて(3)と出来るだけ同じ条件の古典論的なスピンを測定した場合に、ベルの不等式を破らない事をLibreOfficeのcalcを使用して軽く確認した結果をお知らせしたいと思います(笑)
    古典論的なスピンを想定した測定環境は、
    (1) スピン方向の値は0~2πの間の連続値で、A地点とB地点では正反対である。
    (2) スピン方向は測定による影響がなく、同一地点で二つの測定器で同時に二つの方向の測定が出来る。
    (3) スピン方向が同一の場合、測定値は必ず同一値となる。
    (4) A地点とB地点の測定ユニットの角度のズレはベルの不等式の破れについて(3)の場合と同様45°とする。
    (5) A地点のスピン方向がθ場合、A=cosθ,A'=sinθとした場合のB地点のスピン方向はθ+π/2なので、B=cos(θ+3π/4),B'=sin(θ+3π/4)とする。
    ですが、古典論的な測定を想定した|AB-AB’+A’B+A’B’|は、量子力学的なスピンの測定を想定した|<AB>-<AB’>+<A’B>+<A’B’>|の丁度半分の2/√2=√2となりました。
    尚、量子力学的な測定を想定した場合は平均値で計算していて、古典論的な測定を想定した場合は確定値で計算していますが、古典論では理論的には測定値のばらつきは存在しない事に注意してください。
    それと、この説明を見て、ベルの不等式の破れについて(3)の(3)の前提が胡散臭いと改めて思った方がいらっしゃるのではないかと思うのですが、これは「量子力学」という名前のゲームのルールだと思って割り切った方が、人生を無駄に空回りさせなくて済むのではないでしょうか(笑)
    因みに、ベルの不等式が破られる事をEPRパラドックス(Wikipedia)と言われているのですが、何がパラドックスなのかといえば、ここで説明した古典論的スピンの違いを考えると、量子論的なスピンの特徴は、
    (1) 先に測定する地点の測定器の測定方向によって両地点のスピン方向の状態が制約されてしまう。
    (2) 先に測定する地点の測定器で測定した瞬間に後で測定する地点のスピン方向の状態も確定する。
    という事ではないでしょうか。*1
    *1 古典論的に考えると、量子のスピン方向の情報が光の速さを超えてエンタングルした量子に伝わっているように思えるかもしれないですが、超光速通信は出来ない事は、超光速通信の仕組みを考えて痛い目に合うと体で理解出来るのではないでしょうか(笑)
    cepr.jpg
    追記:
    ベルの不等式の破れについて(5)も見てください。

    ベルの不等式の破れについて(3)

    ベルの不等式の破れについて(2)であいまいな説明で言葉を濁して逃げていたのですが、私のような人間でもベル不等式の破れ(=EPRパラドックス)を理解出来る説明を考えて下の説明図を作って見ました。
    量子のスピン方向の測定におけるベル不等式の破れを理解するためのポイントは、以下の通りです。
    (1) 必ずどちらか一方の地点で先に測定するように測定ユニットを設置すると話が分かりやすい。
    (2) 先に測定する地点でスピン方向を測定した瞬間に両地点のスピン方向の状態が完全に確定する事を理解する。*1
    (3) 一つの地点で二つの測定方向による同時測定は出来ないため、2地点×1ユニット×2方向=4方向の測定結果を二つの測定方向による同時測定が出来ると仮定して集計してベルの不等式の破れを評価(=解釈)する必要がある。*2
    下の説明図の場合、A地点とB地点の測定ユニットの角度のズレは45°でcos45°=1/√2でcos135°=-1/√2ですから、後で測定する地点の測定器でスピン測定結果の平均値が1/√2や-1/√2になる事は殆ど自明に思えると思いますが、測定器の回転に合わせてパウリ行列を回転変換した行列とスピンの方向を表す状態ベクトルを使って平均値を計算するとこの事を確認出来ますので、この計算法をネットで調べてもらえないでしょうか(笑)
    *1 (2)の内容が、古典論的な現象の測定では存在しない「非局所的相関」といわれる事象の内実です。
    *2 未知の影響を排除するため、どちらの地点でどちらの測定器でどのような角度で測定するかやスピンの方向等は完全にランダムになるようにしなければならないようです。
    epr9.jpg
    追記:(2023/10/28訂正)
    古典論的なスピンがベルの不等式を破らない事についてはベルの不等式の破れについて(4)を見てください。
    また、パウリ行列を回転変換した行列とスピン方向を表す状態ベクトルを使って平均値を計算する方法をベルの不等式の破れについて(5)で記しましたので見てください。
    追記2:
    光子の偏光方向の測定によってベルの不等式の破れを実証したアスペの実験の説明は、ベルの不等式の破れについて(6)を見てください。
    追記3:(2023/4/11→2023/8/16訂正)
    AとA'もBとB'も同時測定が不可能なので、AとA'もBとB'もどちらで測定するのかランダムに決めるとすると、A,A',B,B'で測定する確率はそれぞれ1/2ですから、|<AB>-<AB’>+<A’B>+<A’B’>|/4と2を比較するのが自然だと思えるのですが、量子力学の専門家としては、ベルの不等式はAとA'もBとB'も同時測定が可能な古典論的なスピンの測定と比較するために、|<AB>-<AB’>+<A’B>+<A’B’>|と2を比較するルールにしているのではないでしょうか(笑)
    したがって、この事を考慮すれば、ベルの不等式は現実的には破れていないと解釈する事も可能ではないでしょうか(笑)

    南相馬や首都圏に積もった黒い粉について

    福島第一原発の事故後に南相馬や首都圏に積もった黒い粉というものを思い出したのですが、忘れた方や知らない方も多いと思うので、まずは、みんな楽しくHappy♡がいい♪南相馬の”黒い物質”「測定器自身が死んでしまうというほどの猛烈な放射線を発生する物質」小出裕章氏8/28INsideOUTジャーナリスト志葉玲さんに聞く(内容書き出し)を見てください。
    この黒い粉の主たる成分は、おそらく、福島第一原発の3号機の爆発についてメルトダウンに伴う再臨界の可能性についてで示した臨界によって生成されたり核燃料棒内に元々生成されていたセシウムやストロンチウムではないかと思うのですが、順当に考えると、ウランやプルトニウム等も微量かもしれないですが、一定程度含まれているのではないでしょうか。
    それと、福島第一原発の事故直後に黄色い粉が首都圏に積もったという話が出て、政府はろくに調査もしないで黄色い粉を花粉と断定して世論の鎮静化を図ったようですが、ずくなしの冷や水の黄色い粉末状物体はなんだったのかによると、カリフォルニア大の研究チームが原子炉の冷却に使用した海水中の塩素が中性子を吸収して生成されたものであると指摘したそうです。
    尚、硫黄35の半減期が約87日であり、現在は完全に消えてしまった事を考えると、黄色い粉は硫黄35だったという事で一応辻褄は合っているようですね。
    追記:
    意識が朦朧として、「カリフォルニア大の研究チーム」とガンダーセン氏を取り違えたり、「海水中の塩素」を「海水中の硫黄」と取り違えていたため、済みませんが内容を大幅に訂正しました。
    尚、ネットでは黄色い粉は核燃料の一部であるという説もあるようですが、黄色い粉は既に無くなってしまったので、確かめようはないようですね。
    追記2:(2024/5/19)

    ベルの不等式の破れについて(2)

    ベルの不等式の破れについての続きとして、エンタングルした粒子を測定するとどうしてベルの不等式を破るのかという大それた内容(=EPRパラドックス)を説明しようとして頑張っていたのですが、秋田大学の量子論の非局所性とBell-CSH不等式という分かり易そうな説明(?)が見つかりましたので、こちらを見て理解していただけないでしょうか(笑)
    ところで私は、エンタングルした粒子の状態ベクトルが二地点のスピンの状態ベクトルのテンソル積の和ではなくて差になる理由が他の説明では理解出来なくてつまづいていたのですが、秋田大学の量子論の非局所性とBell-CSH不等式のP9に「全スピンS=0」と説明されているので、状態ベクトルを上記のように定義しないと「全スピンS=0」にならないという事だと思いました。*1
    それと、P10にcosなんちゃらがいっぱい出てきますが、測定器の回転に対応してパウリ行列を変換した行列とスピンの方向を表す状態ベクトルに基づいてE(a,b)等を計算すると、-cosなんちゃらだけがあぶり出されるという事のようですね。
    尚、老爺心ながら申し上げますが、ベルの不等式やエンタングルメントについてのネット上に氾濫している訳が分からない説明や主張に引っかかって役に立たない知識を刷り込まれないよう、くれぐれもご注意ください(笑)
    *1 量子論の非局所性とBell-CSH不等式のP9の「全スピンS=0」の状態ベクトルを表す式は、テンソル積の記号が省略されているようですが、テンソル積の説明は、めもめもの量子計算のための「テンソル積」入門を見てください。
    追記:
    ベルの不等式の分かりやすい説明を思いつきましたので、ベルの不等式の破れについて(3)も見てください。

    白猫が撮れました

    最近、久しぶりに猫でも撮りたいと思っていたのですが、LUMIX FZ200を持っていた時に、幸運にも近所で白い美猫に巡り合う事が出来、めでたく白い猫の画像をSDカードに収める事が出来ました。
    首輪が付いていないから野良猫だと思いますが、何処を見ているのか分からないような目が面白いですね(笑)
    ※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
    追記:
    朝永先生は、原康夫さんからディラック方程式を導出する方法が何通りもある事を質問されて、鄧小平の「白い猫でも黒いでも鼠を取ってくるのがいいだ」という言葉を引き合いに出して、ディラック方程式を導出出来れば、どの方法でも良いではないかという事を言われたそうですが、私も、白いでも黒いでも、心を癒してくれる猫はいい猫だと思いました(笑)
    fzP1100448.jpg

    「大阪の死亡者はインドよりも多い」(?)そうです

    東京オリンピックを行うよりも、全国から医者や看護師を大阪に派遣して大阪の新型コロナ患者の人達を助けた方が良いと思うのは私だけでしょうか。

    オイラーの公式の証明について(2)

    オイラーの公式の証明についてで終わってしまうとつまらないので、私もマクローリン展開や微分方程式だけでオイラーの公式を証明(?)している方と同様、数学的な厳密性を踏みにじったオイラーの公式の証明(?)を披露したいと思います(笑)
    この証明(?)は、∫1/(1+x^2)dx=arctan(x)+Cである事を利用しますが、先ず、1/(1+x^2)=1/(1-ix)(1+ix)と変形してiをあぶり出します。
    (1/(1-ix)+1/(1+ix))/2=1/(1+x^2)と変形して左辺の分子と分母にiを乗じて
    (i/(1-ix)+i/(1+ix))/2i=1/(1+x^2)として両辺を積分すると、
    ∫(i/(1-ix)+i/(1+ix))/2idx=∫1/(1+x^2)dx
    (-log|1-ix|+log|1+ix|)/2i+C=arctan(x)+Cとなりますが、Cは同じ値なので、
    (-log|1-ix|+log|1+ix|)/2i=arctan(x)
    log(|1+ix|/|1-ix|)=2iarctan(x)となり、2arctan(x)=θと置いてlog()の引数の分子と分母に|1+ix|をかけると、
    log(|1+ix|^2/|1+x^2|)=iθとなります。
    そして、両辺を逆対数化すると、
    |1+ix|^2/|1+x^2|=e^iθとなりますが、分子は二乗していて分母は1+x^2≧1なので、
    (1+ix)^2/(1+x^2)=e^iθと出来て、x=tan(θ/2)なので、
    (1+itan(θ/2))^2/(1+tan^2(θ/2))=e^iθ
    ((1+isin(θ/2)/cos(θ/2))/(1/cos(θ/2))^2=e^iθ
    (cos(θ/2)+isin(θ/2))^2=e^iθとなり、ド・モアブルの定理(Wikipedia)を適用すると、
    cosθ+isinθ=e^iθとなります。
    まあ、この証明(?)の問題点は、
    ∫(i/(1-ix)+i/(1+ix))/2idx=∫1/(1+x^2)dx
    (-log|1-ix|+log|1+ix|)/2i+C=arctan(x)+C
    という事が証明されていない事と、
    |1-ix|と|1+ix|が何を意味しているのか明らかに出来ていない事だと思いますが、暇つぶしの足しになりましたでしょか(笑)

    どうしてトリチウムは危険なのか(5)

    どうしてトリチウムは危険なのかで説明したトリチウム固有の原因による二本鎖切断を理解出来ない方がいらっしゃったため、ネットで調べて、NS遺伝子研究室のDNAの傷を修復という分かりやすい説明を見つけ、この中で説明されている「塩基除去修復」の内容にしたがって、トリチウムがDNAの塩基に取り込まれた場合に二本鎖切断が起きやすい理由を説明する図を作成して見ましたので、どうか見てやってください。*1
    それと、NS遺伝子研究室のDNAの基本構造 〜二重らせん〜の「逆平行な2本のポリヌクレオチドから成る」の部分の図を見ると、DNA鎖にも水素がある事分かるので、トリチウムがDNA鎖に取り込まれた場合も二本鎖切断が起きやすい事になるはずですが、DNA鎖に組み込まれたトリチウムがヘリウムに崩壊した場合にDNA鎖が100%の確率で切断されるかどうかよく分からないため、この場合の図の作成は省略しました。*2
    尚、どうしてトリチウムは危険なのか(4)を見ていない人はどうか見てください。
    *1 生物がトリチウムを吸収すると、一定のトリチウムが有機結合して有機結合型トリチウムが生成される事と、有機結合型トリチウムはDNAに取り込まれやすい事に注意してください。
    *2 どうしてトリチウムは危険なのかの「追記3:」とどうしてトリチウムは危険なのか(3)の「追記:」で説明した通り、トリチウムはDNAに取り込まれなくても、β線の電離密度(LET)が高いため、二本鎖切断を起こしやすくて細胞障害性も高い事に注意してください。
    Yahoo!知恵袋[q11265173636]で質問して見ました。
    Yahoo!知恵袋[q12273942127]でも質問して見ました。
    ddnacut.jpg
    追記:
    ところで、トリチウムのキャラ、復興相が一転謝罪 チラシ作り直す(朝日新聞 2021年4月20日)だそうですが、大金を投じてデザインしたキャラクターよりも、私がタダ働きで作った上の説明図の方が何億倍も価値があると思うのは私だけでしょうか(笑)
    追記2:
    私が記したものよりもトリチウムの危険性についてよく記されているトリチウムの特別の危険性(Go West Come West集会 2018年9月2日)という資料を発見しましたので、是非とも見てください。
    尚、私が作成した図とこちらの資料はDNAの壊れ方が異なっていますが、トリチウムはDNAに取り込まれると、様々な形態で二本鎖切断を引き起こすという事をご理解ください。
    それと、こちらの資料でトリチウムは知的障害も引き起こしている可能性が高い事が分かりましたので、放射性物質と知的障害の関係についても見てください。
    追記3:
    追記4:(2022/8/12)
    DNAの反復配列部分での二本鎖切断を考慮が漏れていたので、説明図中の「DNAが二本鎖切断して正常修復不能化」という説明文は「DNAが二本鎖切断して修復が不完全化」に訂正させていただきました。

    オイラーの公式の証明について

    世の中には、オイラーの公式(Wikipedia)マクローリン展開(金沢工業大学)微分方程式(Wikipedia)だけで証明(?)している方が多いようなので、この件について記したいと思います。
    オイラーの公式は、e^iθ=cosθ+isinθですが、e^iθのマクローリン展開や微分方程式が成り立つためには、e^iθがθ∈Rで微分(Wikipedia)可能である事を証明しなければならないのではないでしょうか。
    そこで、e^iθがθ∈Rで微分可能かどうか微分の定義に立ち返って確認して見たいと思います。
    e=(1+1/∞)^∞なので、(e^i(θ+⊿θ)-e^iθ)/⊿θ=(e^iθe^i⊿θ-e^iθ)/⊿θ=e^iθ(e^i⊿θ-1)/⊿x=e^iθ((1+1/∞)^(∞*i⊿θ)-1)/⊿θとなりますが、1/∞=⊿θとすると、e^iθ((1+⊿<θ)^i-1)/⊿θとなるのですが、e^iθや(1+⊿θ)^i=((e+e⊿θ)/e)^i=(e+e⊿θ)^i/e^iは、証明しようとしている式を包含している式なので、循環論法(Wikipedia)となっていてe^iθがθ∈Rで微分可能である事を証明出来ないのではないでしょうか。*1
    また、この事が正しければ、マクローリン展開や微分方程式だけを用いた証明(?)は、数学の証明としては不完全なのではないでしょうか。
    まあ、私は小物だから、このような些細な事が気になるのかもしれないですね(笑)
    *1 e^θの場合は、(e^(θ+⊿θ)-e^θ)/⊿θ=(e^θe^⊿θ-e^θ)/⊿θ=e^θ(e^⊿θ-1)/⊿x=e^θ((1+1/∞)^(∞*i⊿θとなり、1/∞=⊿θとすると、e^θ((1+⊿θ)^1-1)/⊿θ=e^θ(1+⊿θ-1)/⊿θ=e^θ⊿θ/⊿θ=e^θなので、この結果に異議を唱える人は殆どいらっしゃらないのではないでしょうか。
    追記:

    ツツジを撮って来ました(2)

    またまた気分転換にM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8をLUMIX G8に付けて近所のツツジを撮って来ました。
    今日は雨になってしまいましたが、雨の中で花を撮ったらどうなるのかと思い、丈夫な傘を差して少々苦しい体勢で撮りました。
    ただし、画像を見る限り、苦労した甲斐は有ったと思っています。
    尚、前回と同様、2倍デジタルズームで撮りました。
    ※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。
    g8P1100609.jpgg8P1100639.jpgg8P1100618.jpgg8P1100626.jpg

    どうしてトリチウムは危険なのか(4)

    ネットの情報を検索したところ、基礎からわかる「トリチウム排出問題」(勝川俊雄 2021/4/20)九州電力送配電の小児白血病の増加という有意義な情報を発見しました。
    前者の「図1 東京,千葉の月間降水中トリチウム濃度の変化」のグラフでは、1962~3年ごろに大気圏内核実験による降水中のトリチウムの濃度が約100Bq/Lでピークになっていて、後者の「図1:小児の全ガン及び白血病による死亡率の推移」のグラフでは、1962~3年の2~3年後の昭和40年=1965年に小児ガンと小児白血病の死亡率がピークになっています。
    大気圏内核実験を行ってストロンチウムも増えていた時期なので、小児ガンと小児白血病の死亡率の増加の原因がすべてトリチウムであるとは言えないですが、昭和30年=1955年と昭和40年=1965年を比較すると、小児ガンと小児白血病の死者数が両方ともに約3割程度上昇した事が分かります。*1 *2
    トリチウムの事だけを考えた場合、WHOの飲料水基準は10000Bq/Lなので、仮に降水中のトリチウム濃度と飲料水のトリチウムの濃度が等しいと仮定すると、WHOの飲料水基の1/100のトリチウム濃度の飲料水を飲み続けた結果、小児ガンと小児白血病の死亡者数が約3割程度増えた事になります。
    そして、原発推進派の方は、寿命が3年程度しかないマウスの実験でトリチウムの発ガン性が認められなかったと主張していますが、マウスと人間で同じ結果になるという保証はないし、人間の方がマウスの30倍程度の寿命があるため、仮にマウスの実験でトリチウムの発ガン性が大して認められないとしても、トリチウムが人間に対して発ガン性が対してないという事の証明には全くならないと思いますので、この事にも注意ください。
    尚、どうしてトリチウムは危険なのか(3)を見ていない人はどうか見てください。
    *1 1965年=昭和40年以降の小児ガンと小児白血病の死亡率の減少には、医療技術の進歩も寄与していると考えられるため、昭和30年=1955年と昭和40年=1965年を比較しましたが、この間にも医療技術が進歩しているため、もし医療技術の進歩が無ければ、小児ガンと小児白血病の死亡率は、両方ともにさらに上昇すると考えるのが妥当であると思います。
    *2 グラフの形から予想すると、昭和30年=1955年以前のデータがあれば、小児ガンと小児白血病の死亡率の増加率はさらに上昇するのは間違いないのではないでしょうか。
    追記:
    日本放射能影響学会のトリチウムによる健康影響をよく読んで見たところ、どうしてトリチウムは危険なのかで説明した仕組みによる二本鎖切断が起きやすいと考えられる有機結合型トリチウムをマウスに与える実験は見事にパスしているように見えますね。
    また、トリチウムが一つだけ酸素に結合したHTOだけについてしか説明されて説明されていないようですが、トリチウムが二つ酸素に結合したT2Oについて説明すると何か不都合な事があるのでしょうかね。
    追記2:
    どうしてトリチウムは危険なのか(5)も見てください。
    追記3:(2022/8/17)
    マウスの実験が人間に当てはまるかどうかという事について、断定的な表現を改めました。
    Yahoo!知恵袋[q11265173636]で質問して見ました。

    ツツジを撮って来ました

    気分転換のためM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8をLUMIX G8に付けて普通に近所のツツジ等を撮影して来ました。
    雨が降りそうで風も有ったので、何も考えないで急いで撮ったのですが、M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8は本当に素晴らしい画像が得られるレンズだと改めて思いました。
    尚、ピントを気にしなくても良いようにするため、2倍デジタルズームにして花から少し離れて撮影しています。
    ※私のデジカメ関連の日記はこちらを見てください。g8P1100550.jpgg8P1100557.jpgg8P1100570.jpgg8P1100576.jpg

    アクセスランキング

    ブロとも一覧

    最新記事

    QRコード

    QR
      翻译: