2025/01/02
量子テレポーテーションについて
Yahoo!知恵袋(物理)を見ていて、最近やけに量子テレポーテーションについての質問があり、量子テレポーテーションの原理を説明するために、ベルの不等式の破れについて(3)やもつれた量子系の分割不可能性についてのリンクを示していました。
しかしながら、私自身が量子テレポーテーションの応用について分かっていなかった事に気が付いたので、いつものようにネットで調べたところ、量子技術ノートの量子テレポーテーションという分かりやすいページを発見し、こちらの内容を少しアレンジして説明図を作って見ましたので、理論的なお年玉としてどうかお受け取り下さい(笑) *1
尚、どうせ光の速さを超えて通信が出来ないなら、わざわざこんな七面倒くさい事を行って量子の状態を送信する必要はないのではないかと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、量子コンピューターでは、量子の重ね合わせ状態を扱うので、量子の重ね合わせ状態を送信するという事に意味があるという事になるようです。
尚、量子ビット方式の量子コンピューターは量子の揺らぎによってエラー訂正が不可避となり、量子ビットの数が多くなればなるほどエラー訂正が大量に必要になるので、結局は量子ビット方式の量子コンピューターは夢の技術で終わる可能性が高いと思いますし、こちらの情報によると、量子テレポーテーションを利用して、超電導状態を不要として、ノイマン型コンピューターをただ単に早くしたような量子コンピューターの研究も始まったようですが、今のところは海のものとも山のものとも分からないので、今のところはノイマン型コンピュータは安泰のようですね。
*1 下の説明図の装置がどのようにう動作するのか知りたければ、量子技術ノートの量子テレポーテーションを見ていただいて、分からない用語はネットでお調べください(笑)
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